特許
J-GLOBAL ID:200903074108569831

金属製蓋体の内面塗膜検査装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 辰彦 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-205357
公開番号(公開出願番号):特開平6-050926
出願日: 1992年07月31日
公開日(公表日): 1994年02月25日
要約:
【要約】【目的】簡単な構造で効率よくエナメルレータ値を測定でき、測定誤差を低減することができる金属製蓋体の内面塗膜検査装置を提供する。【構成】蓋体移送装置8は等中心角毎に4個の蓋体保持装置9a乃至9dを有する。基板3上の蓋体保持装置9a乃至9dの軌跡に対応する円周11上に回動駆動装置20a、20bを備える蓋体装着装置12a、12bを等中心角毎に2個有する。蓋体装着装置12a、12bは調圧装置21a、21bに接続されている。蓋体装着装置12a、12bは電極36を備え、蓋体17で密封されて倒立されるとERV測定装置53により外部の電極37との間でERVが測定される。測定値はERV判定装置54に入力され、蓋体17の良否が判定される。基板3上の円周11上で蓋体装着装置12aの隣の位置には蓋体供給装置13を有し、反対側の隣の位置には蓋体払出装置14を有する。蓋体移送装置8は制御装置により制御される。
請求項(抜粋):
金属製蓋体の内面塗膜の形成状態を検査する金属製蓋体の内面塗膜検査装置であって、基板上に垂直に設けられた回動軸により回動自在に設けられ、該回動軸を中心とする円周上に等中心角毎に4個設けられ、前記蓋体を着脱自在に保持する蓋体保持装置を備え、該回動軸を正逆方向に交互に回動させる回動軸駆動装置を備える蓋体移送装置と、前記基板上の前記蓋体保持装置の軌跡に対応する円周上に等中心角毎に2個設けられ、前記基板上に垂直に設けられたスタンドに前記基板と垂直な面内で回動自在に軸支され、蓋体が装着される開口部を上方として正立状態にある有底容器から成り、その内部に電解液を有する蓋体装着装置と、前記両蓋体装着装置を一方が正立しているときには他方を倒立させるように回動させる回動駆動装置と、前記蓋体保持装置に保持された蓋体が正立状態の前記蓋体装着装置の開口部に移載されたときに、該蓋体装着装置内を減圧して該蓋体を該蓋体装着装置に吸着して密封し、または該蓋体装着装置が倒立後に正立状態となったとき減圧を解除して該蓋体を取り外し自在にする調圧装置と、前記蓋体装着装置内部に設けられ前記蓋体で密封された前記蓋体装着装置が倒立されたときに前記電解液に浸漬される第1の電極と、前記蓋体装着装置外部に設けられ前記蓋体装着装置が倒立されたときに前記蓋体装着装置に装着された蓋体に接触する第2の電極とを備え、前記蓋体装着装置が倒立されたときに第1及び第2の電極間に所定の電圧を印加して該蓋体のエナメルレータ値を測定するエナメルレータ値測定装置と、前記エナメルレータ値測定装置で得られたエナメルレータ値に従って、その蓋体の良否を判定するエナメルレータ値判定装置と、前記基板上の前記蓋体保持装置の軌跡に対応する円周上で一方の蓋体装着装置と相隣合う位置に設けられ、回動して来た空の前記蓋体保持装置に蓋体を供給する蓋体供給装置と、前記基板上の前記円周上で前記蓋体装着装置の反対側に相隣合う位置に設けられ、エナメルレータ値測定後に前記蓋体移送装置により移送された該蓋体を前記蓋体保持装置から前記エナメルレータ値判定装置の判定に従って良品または不良品に選別して払出す蓋体払出装置と、前記4個の蓋体保持装置のうち前記蓋体供給装置に対面する位置にあるものを第1の蓋体保持装置とし、以下時計回りに第2乃至第4の蓋体保持装置とし、前記2個の蓋体装着装置のうち前記蓋体供給装置に対して時計回り方向に相隣合う位置に設けられたものを第1の蓋体装着装置とし、他方を第2の蓋体装着装置とするときに、第1蓋体保持装置を時計回りに回動して第1蓋体保持装置が第1蓋体装着装置に対面する位置に来たときに蓋体を該第1蓋体装着装置に移載し、第2蓋体保持装置を反時計回りに回動して第2蓋体保持装置が該第1蓋体装着装置に対面する位置に来たときに該第1蓋体装着装置から蓋体を保持し、第4蓋体保持装置を反時計回りに回動して第4蓋体保持装置が第2蓋体装着装置に対面する位置に来たときに蓋体を該第2蓋体装着装置に移載し、第3蓋体保持装置を時計回りに回動して第3蓋体保持装置が該第2蓋体装着装置に対面する位置に来たときに該第2蓋体装着装置から蓋体を保持するように蓋体移送装置を制御する制御装置とからなることを特徴とする金属製蓋体の内面塗膜検査装置。

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