特許
J-GLOBAL ID:200903074109317089

復調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-036106
公開番号(公開出願番号):特開平5-075656
出願日: 1991年03月01日
公開日(公表日): 1993年03月26日
要約:
【要約】【目的】 たとえフェーディイング現象が生じている線型変調されたTDMA信号であってもリミッタ回路を用いずにに正確に復調でき、かつ装置全体をデジタル化することを特徴とする。【構成】 アナログの入力信号をデジタルの入力信号値に変換するAD変換器としてμ則量子化則を利用したAD変換器を用いている。さらに、AD変換器以降の信号処理回路をデジタル素子で構成している。【効果】 フェーディング現象等に起因して入力信号の振幅が大きく変動したとしても、入力信号を正しく復調できる。また、AD変換器以降の信号処理回路をデジタル素子で構成できるので、装置全体のIC化を容易に図ることができる。
請求項(抜粋):
内部クロックを用いて線型変調されたTDMA信号のフレーム周期,シンボル周期,標本化周期,バースト周期等の各基準周期を計数するカウンタ群(44,45,46,47) と、このカウンタ群の各基準周期および入力された1周期前のバースト周期のオフセット情報(BJ )に基づいてバースト番号(J),標本化パルス(fS ),シンボル同期パルス(fSYM )およびリセットパルス(RS )を出力する比較手段(38)と、前記標本化パルス入力毎に、一対のアナログ入力信号をμ則量子化則でもってデジタルの入力信号値(xI ,xQ )に量子化する一対のAD変換器(31a,31b)と、前記シンボル同期パルス入力毎に、前記各AD変換器から出力された各入力信号値を用いて前記入力信号間の複素偏角(φ)を算出する複素偏角算出手段(32)と、前記シンボル同期パルス入力毎に、前記複素偏角の基準角度(θJ )との間の位相角度に基づいて再生シンボル(k)を算出すると共に位相誤差(θe )を算出するシンボル再生手段(34)と、このシンボル再生手段から順次出力される連続する所定個数の再生シンボルが予めに記憶されているバースト信号の同期語と一致したときに同期語検出信号を出力する同期語検出手段(35)と、前記リセットパルス入力から同期語検出信号入力までのシンボル数を計数してバースト信号上の同期語位置(K0 )を出力するシンボル番号カウンタ(36)と、前記シンボル同期パルス入力毎に、前記シンボル再生手段から出力された位相誤差の2乗平均値(ζ ́)および平均値(θe ́)を算出する第1,第2の累算手段(40,41) と、前記標本化パルス入力毎に、前記各AD変換器から出力された各入力信号値から入力信号の振幅(y)を算出する振幅算出手段(33)と、この振幅算出手段から順次出力される振幅を用いて、前記入力信号における各シンボル毎の実数値(yI )および虚数値(yQ )を算出する直交検波手段(42)と、バースト周期毎に、前記同期語位置,前記位相誤差の2乗平均値および平均値,前記入力信号の実数値および虚数値からオフセット情報,基準角度を求めて出力する制御手段(37)とを備えた復調装置。
IPC (4件):
H04L 27/00 ,  H04B 7/24 ,  H04B 7/26 109 ,  H04J 3/00

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