特許
J-GLOBAL ID:200903074158178922

歯車の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-239037
公開番号(公開出願番号):特開平7-070646
出願日: 1993年08月31日
公開日(公表日): 1995年03月14日
要約:
【要約】【目的】 冷間加工性に優れた高疲労強度および低騒音型歯車を得ることができる。【構成】 C:0.40〜1.00%、Si:0.5〜3.0%、Mn:0.10〜1.00%、Al:0.010〜0.100%、Nb:0.005〜0.050%、B:0.0005〜0.0100%を含有し、Si/Mnが2.0以上であり、残部:鉄および不可避的不純物からなる棒鋼を熱間圧延によって調製し、650°C〜AC1変態点の温度範囲内において1時間以上加熱して、炭化物の50%以上を黒鉛化し、次いで、冷間鍛造または切削加工して、歯車の中間製品を調製し、次いで、この中間製品を高周波加熱して、歯車表層部においては、オーステナイト層中に含有炭素の90%以上を溶かし込み、歯元の芯部においては、オーステナイト層中の炭素量が0.30wt%以下となるように、前記黒鉛の一部を地鉄に溶かし込み、そして、前記中間製品に100〜300°Cの温度範囲内において焼戻しを施す。
請求項(抜粋):
C:0.40〜1.00wt%、Si:0.5〜3.0wt%、Mn:0.10〜1.00wt%、Al:0.010〜0.100wt%、Nb:0.005〜0.050wt%、B:0.0005〜0.0100wt%を含有し、Si/Mnが2.0以上であり、残部:鉄および不可避的不純物からなる鋼を熱間圧延して棒鋼を調製し、このようにして調製した前記棒鋼を、650°C〜AC1変態点の温度範囲内において1時間以上加熱して、炭化物の50%以上を黒鉛化し、次いで、このようにして焼鈍した前記棒鋼を冷間鍛造または切削加工して、歯車の中間製品を調製し、次いで、このように調製した前記中間製品を高周波焼入して、歯車表層部においては、オーステナイト層中に含有炭素の90%以上を溶かし込み、そして、歯元の芯部においては、オーステナイト層中の炭素量が0.30wt%以下となるように、前記黒鉛の一部を地鉄に溶かし込み、そして、このようにして高周波焼入を施した前記中間製品に、100〜300°Cの温度範囲内において、焼戻しを施すことを特徴とする、歯車の製造方法。
IPC (4件):
C21D 9/32 ,  B23P 15/14 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/12

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