特許
J-GLOBAL ID:200903074192673711
生体材料中の病原体不活性化剤をクエンチするための方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山本 秀策
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-527286
公開番号(公開出願番号):特表2002-500204
出願日: 1998年07月06日
公開日(公表日): 2002年01月08日
要約:
【要約】生体材料中の病原体不活性化化合物の望ましくない副反応をクエンチするための方法が提供される。特定の実施態様において、求電子基であるか、または求電子基を形成し得る官能基を含む、病原体不活性化化合物の望ましくない副反応をクエンチするための方法が提供される。この実施態様において、材料は病原体不活性化化合物およびクエンチャーで処理され、ここでクエンチャーは求電子基と共有結合的に反応し得る求核官能基を含む。病原体不活性化化合物の求電子基は、好ましくは非ラジカルカチオン性基である。1つの実施態様において、病原体不活性化化合物は核酸結合リガンドおよびマスタード基を含み、ここでマスタード基はインサイチュで反応して求電子基を形成し得る。好適なクエンチャーは、グルタチオンのようなチオールである。処理され得る生体材料は、全血、赤血球、血漿、および血小板を含む。本方法は、病原体不活性化の間、赤血球含有材料における赤血球の改変を阻害し得る。
請求項(抜粋):
病原体を含んでいることが疑われる生体材料中の病原体不活性化化合物の望ましくない副反応をクエンチするための方法であって、該方法は以下の工程を含み: 求電子基であるか、または求電子基を形成し得る官能基を含む病原体不活性化化合物の有効量で、生体材料を処理する工程;および 該求電子基と共有結合的に反応し得る求核基を含むクエンチャーで、該生体材料を処理する工程; ここで、該生体材料は多相系を含み、ここで各相は膜により他の相と分離されており; ここで、該病原体不活性化化合物は、該クエンチャーと比較して、該求電子基の形成前に、速度論的または熱力学的に該膜を通り抜け得;そして ここで、該クエンチャーは、該求電子基の形成前の該病原体不活性化化合物と比較して、実質的に、速度論的または熱力学的に該膜を通り抜け得ない、方法。
IPC (3件):
A61K 35/14
, A61L 2/00
, A61M 1/36 500
FI (3件):
A61K 35/14 Z
, A61L 2/00
, A61M 1/36 500
Fターム (18件):
4C058AA22
, 4C058BB07
, 4C058JJ06
, 4C077AA12
, 4C077BB10
, 4C077KK09
, 4C077MM04
, 4C077PP29
, 4C087AA01
, 4C087AA02
, 4C087BB34
, 4C087DA02
, 4C087DA06
, 4C087DA08
, 4C087MA01
, 4C087NA01
, 4C087NA06
, 4C087ZA52
引用特許:
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