特許
J-GLOBAL ID:200903074195560250

自動車用キャスト塗料膜のメタリック外観の制御

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外7名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-501859
公開番号(公開出願番号):特表平10-511603
出願日: 1996年06月05日
公開日(公表日): 1998年11月10日
要約:
【要約】着色剤を含み熱可塑性かつ熱成形性のメタリックな自動車用塗料を溶剤でキャストして乾燥させ、自動車用のモールドプラスチックボデーパネル(16)上にエキステリア塗料層を形成する熱成形性プロセスに使われる装飾膜用に、自動車用の仕上げ塗料皮膜を形成する。塗料皮膜(26)は、重合体の接着材中に一様に分散させた着色剤を含む。重合体接着剤としては、アクリル樹脂とアクリル樹脂中の分散剤として加えられポリビニリデンフロライド(PVDF)共重合体の混合物を含むのが望ましい。分散形態のPVDF共重合体は、最大粒子サイズ約35μ未満、更には20μが望ましく、中位粒子サイズは6-10μの範囲にあることが望ましい。分散割合は重量で、PVDF共重合体が80-20%、アクリル樹脂が20-80%、であることが望ましい。低分子量形態のPVDF共重合体が望ましく、摂氏230度で17,000-20、000センチポイズの溶融粘度の特性を持つのが望ましい。反射性薄片(28)は重合体分散剤材中に一様に分布し、分散形態のPVDF共重合体は反射性薄片が平行に向くのを妨げてよりランダムな方向を向かせ、吹き付け塗装の標準的なメタリック塗装皮膜に似たメタリックな外観を達成する。
請求項(抜粋):
反射性の薄片を含みその薄片にランダムな向きを達成させて自動車用メタリック塗膜のメタリック外観を制御するプロセスにおいて、当該プロセスが着色剤を含む熱可塑性かつ熱成形性の自動車用のメタリック塗装皮膜の層をキャリア上に薄膜形態でキャストするステップと、キャストされた塗装皮膜はアクリル樹脂の溶剤ベース溶液中にフッ素重合体材料の分散剤とメタリックな外観を仕上がり塗膜に与えるため塗装皮膜中に一様に分散させた反射性薄片とを含み、分散されたそのフッ素重合体材料は粒子サイズが35μ未満でかつアクリル樹脂の溶剤中に一様に分散し、そのキャストされた塗装皮膜は色を与える塗装皮膜中に一様に分散した着色剤を更に含み、膜を溶融してキャスト膜を乾燥させて光学的曇りのない自動車用のメタリックな仕上がり塗膜を形成するステップとを含み、アクリル溶液中に分散して存在するフッ素重合体材料の粒子サイズはメタリックな粒子が平行に向くのを妨げて仕上がり塗装皮膜の薄片の向きをランダムに分布させる一方で先の光学的曇りをなくすことを特徴とした反射性の薄片を含みその薄片にランダムな向きを達成させて自動車用メタリック塗膜のメタリック外観を制御するプロセス。
IPC (3件):
B05D 5/06 101 ,  B05D 7/14 ,  B05D 7/24 302
FI (3件):
B05D 5/06 101 A ,  B05D 7/14 L ,  B05D 7/24 302 L

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