特許
J-GLOBAL ID:200903074220640077

領域抽出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-219889
公開番号(公開出願番号):特開平5-061977
出願日: 1991年08月30日
公開日(公表日): 1993年03月12日
要約:
【要約】【目的】 画像の領域抽出を、画像特徴と形状について妥当な輪郭をエネルギー最小化の過程で得る、いわゆる動的輪郭モデルの手法を用いて安定して行なうことのできる画像領域抽出装置を実現する。【構成】 与えられた初期輪郭内の画素データの平均についてマハラノビス距離を計算する。これにより動的輪郭モデルを制御し、領域抽出する。このために動的輪郭の候補位置について、領域外方向と領域内方向にある画素間のマハラノビス距離を基にした差分値によりエッジ強度を求めるエッジ強度演算手段207と輪郭形状の複雑さを求める形状複雑さ演算手段208とを設ける。輪郭候補位置について、動的計画法により形状複雑さによるエネルギーとエッジ強度によるエネルギーの線形和で得られる総エネルギーが輪郭全体で最小となるように輪郭位置を変更する。
請求項(抜粋):
(a)抽出する画像領域またはそれと類似の画像領域の画素についてn次元(n≧1)の特徴量を標本ベクトルとして得る標本抽出手段と、(b)前記標本抽出手段で得られた標本ベクトルから、平均ベクトルと共分散行列を求める共分散行列演算手段と、(c)前記共分散行列を固有値解析により、n個の固有ベクトルとその固有値を得る主成分分析手段と、(d)前記固有ベクトルと平均ベクトルを用いて、入力画像の各画素のn次元特徴量のK-L展開を得る直交変換手段と、(f)前記固有ベクトルの中で、その固有値が固有値に対するしきい値未満のものがあれば、前記各画素のK-L展開の中で、その固有ベクトルに相当する成分の値が大きな画素を抽出対象から除外する第1の領域決定手段と、(g)前記第1の領域決定手段で除外されなかった画素について、固有値が前記固有値に対するしきい値以上である成分からなる部分K-L展開について、マハラノビス距離を演算するマハラノビス距離演算手段と、(h)前記マハラノビス距離の小さな画素を領域内として出力する第2の領域決定手段とを備えた領域抽出装置。

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