特許
J-GLOBAL ID:200903074246149320
光学測定用セル
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-322147
公開番号(公開出願番号):特開平8-178836
出願日: 1994年12月26日
公開日(公表日): 1996年07月12日
要約:
【要約】【目的】 高粘性液体の光学測定を能率的に実施できるように組立分解が簡略化されて気泡の除去も短時間で可能な光学測定用セルを提供する。【構成】 互いに組付けられて一つのセルを構成する下部セル1と上部セル2とから構成される。下部セルは、上部セルとの組付け面に、粘性液状サンプルを充填するための所定の深さでサンプル充填領域5を窓板6の周囲に区画形成すべく突出した仕切壁7を有する。上部セルは、下部セルとの組付け面に、仕切壁7の端面に沿って該上部セルを一定方向にスライドさせる平滑な基準面25を含み、さらに、組付け時の下部セルのサンプル充填領域に対面する位置に、窓板27の周囲で基準面よりも僅かに窪んだサンプル充填領域26を含み、このサンプル充填領域26の上記スライド方向の前方に隣接してさらに深く窪んだ溢れサンプル受容領域28を含む。二つの領域26と28との境界にはエッジ29が形成される。
請求項(抜粋):
互いに組付けられて一つのセルを構成すべく、それぞれに測定光用窓(6,27)を有する略平板状の1対の第1および第2の部分セル(1,2)を備え、上記第1部分セル(1)は、上記第2部分セル(2)との組付け面に、粘性液状サンプルを充填するための所定の深さの第1の凹部(5)を少なくとも上記測定光用窓(6)を含んで区画形成すべく突出した仕切壁(7)を有し、上記第2部分セル(2)は、上記第1部分セル(1)との組付け面に、上記仕切壁(7)の端面に沿って該第2部分セル(2)を一定方向にスライドさせる平滑な基準面(25)を含み、さらに、組付けられた時に第1部分セル(1)の上記第1凹部(5)に対面する位置に、少なくとも上記測定光用窓(27)を含んで上記基準面(25)よりも僅かに窪んだ第2凹部(26)を含み、該第2凹部(26)の上記スライド方向の前方に隣接して該第2凹部(26)よりもさらに深く窪んだ第3凹部(28)を含み、上記第1部分セル(1)の第1凹部(5)内に上記サンプルを山盛り状に注入し、該第1部分セル(1)の仕切壁(7)上で上記第2部分セル(2)をスライドさせ、該山盛り状に注入されたサンプル内の気泡が上昇して集まった該サンプルの上層部分を該第2部分セル(2)の上記第2凹部(26)と第3凹部(28)との境界のエッジ(29)によって掻き取りつつ、気泡の除去されたサンプルを該第1部分セル(1)と第2部分セル(2)との間に充填することを特徴とする光学測定用セル。
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