特許
J-GLOBAL ID:200903074255872566

無段変速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-054435
公開番号(公開出願番号):特開平9-242845
出願日: 1996年03月12日
公開日(公表日): 1997年09月16日
要約:
【要約】【課題】 特に低変速比域での効率向上を図ることにより無段変速機全体の変速効率の向上を図る。併せて、液圧ポンプの容量低減化と無負荷損失の低減により無段変速機全体の小型化,軽量化と、特に低負荷時の効率向上を図る。【解決手段】 機械式トランスミッション(3)を入力軸(1)と出力軸(2)との間に介装し、静液圧式トランスミッション(4)を並設する。入力軸とMTの入力側との間に、低〜中変速比域で入力軸回転数を減速回転数に減速する第3遊星歯車機構(10)と、これをバイパスして高変速比域で入力軸回転数のまま伝達する第4クラッチ機構(14)とを介装して運転モードの増加を可能にする。コントローラ(19)のクラッチ制御手段(17)でクラッチ機構(11〜14)の断続切換制御を、増減変更手段(18)で可変斜板(51)の斜板角度制御を行い、全変速比領域を4つのモードに分けて運転可能とする。
請求項(抜粋):
動力源に接続される入力軸(1)と、出力軸(2)と、上記入力軸(1)と出力軸(2)との間に介装された機械式トランスミッション(3)と、上記入力軸(1)及び出力軸(2)に対し並列に配設され入力側が上記入力軸(1)に接続され出力側が上記機械式トランスミッション(3)を介して上記出力軸(2)に接続された静液圧式トランスミッション(4)とを備えており、 上記静液圧式トランスミッション(4)は、可変斜板(51)の斜板角度を複数の運転モードのそれぞれにおいて斜板角度がゼロの中立位置と所定の傾斜角度の傾斜位置との間で増減変更制御することにより、上記入力軸(1)からポンプ軸(52)に入力する回転を所定の吐出液量に変換する入力側の液圧ポンプ(5)と、上記所定の傾斜角度に設定された斜板(61)により上記液圧ポンプ(5)からの吐出液圧を回転力に変換してモータ軸(62)を回転させる出力側の液圧モータ(6)とを備え、上記機械式トランスミッション(3)は、上記静液圧トランスミッション(4)のモータ軸(62)と連動するよう接続された第1太陽歯車(71)と、この第1太陽歯車(71)に係合されてその周囲を公転する第1遊星歯車(72)と、この第1遊星歯車(72)に係合される一方、出力軸(2)と連結された第1内歯歯車(73)とを有する第1遊星歯車機構(7)と、上記第1太陽歯車(71)とは互いに独立した第2太陽歯車(81)と、キャリア(84)が上記第1内歯歯車(73)と結合され上記第2太陽歯車(81)に係合されてその周囲を上記第1内歯歯車(73)と同期して公転する第2遊星歯車(82)と、この第2遊星歯車(82)に係合される一方、上記第1遊星歯車(72)のキャリア(74)と結合されその第1遊星歯車(72)と同期して回転する第2内歯歯車(83)とを有する第2遊星歯車機構(8)と、上記第1遊星歯車(72)及び第2内歯歯車(83)の両者を上記各運転モードに応じて非回転部(100)に対し断続切換可能に連結する第1クラッチ機構(11)と、上記第2太陽歯車(81)を上記各運転モードに応じて入力軸(1)に対し断続切換可能に連結する第2クラッチ機構(12)と、上記第1遊星歯車(72)及び第2内歯歯車(83)の両者を上記各運転モードに応じて上記入力軸(1)に対し断続切換可能に連結する第3クラッチ機構(13)とを備え、上記機械式トランスミッション(3)と、静液圧式トランスミッション(4)とを変速比に応じて複数の運転モードに分けて作動させることにより、上記入力軸(1)に入力する一定回転数の入力回転を無段階で変速させて上記出力軸(2)に伝達するように構成された無段変速機において、上記入力軸(1)と機械式トランスミッション(3)の入力側との間に介装され、上記入力軸(1)から機械式トランスミッション(3)の入力側に伝達する回転数を、上記入力軸(1)の回転数を減速させた減速回転数と、上記入力軸(1)の回転数と同一回転数とに相互に切換える入力回転数切換機構(20)を備えていることを特徴とする
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭54-035560
  • 特開平1-210658
  • 特開昭54-035560
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