特許
J-GLOBAL ID:200903074319608787

暖房装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-185312
公開番号(公開出願番号):特開平9-030243
出願日: 1995年07月21日
公開日(公表日): 1997年02月04日
要約:
【要約】【課題】 温熱源から暖房用熱交換器へ流れる温水流量をオーバーシュートさせる必要のあるときにはオーバーシュートさせ、オーバーシュートさせなくても良いときにはオーバーシュートしないようにする。【解決手段】 流量制御弁5の現状開度が2/8以下の開度であり、これに対して目標開度が、2/8以下の範囲で現状開度よりも大きければ、流量制御弁5を目標開度に所定のオーバーシュート開度を加えた開度まで一時的にオーバーシュートさせ、その後上記目標開度となるように制御する。また、現状開度、目標開度が2/8よりも大きかったり、あるいは現状開度と目標開度が同じのときは、オーバーシュートさせずに、直接目標開度となるように制御する。
請求項(抜粋):
温熱源(1)によって加熱された温水を循環させる温水回路(3)中に設けられ、前記温水と空気とを熱交換して室内の空間を暖房する暖房用熱交換器(4)と、前記温水回路(3)途中に設けられ、前記温熱源(1)から前記暖房用熱交換器(4)へ流れる温水流量を制御する流量制御弁(5)と、この流量制御弁(5)を駆動する弁駆動手段(8)とを備える暖房装置において、前記温熱源(1)から前記暖房用熱交換器(4)へ流れる温水の現状流量を検出する現状流量検出手段(9、ステップ130)と、前記温熱源(1)から前記暖房用熱交換器(4)へ流れる温水の目標流量を決定する目標流量決定手段(ステップ150)と、前記現状流量検出手段(9、ステップ130)が検出した現状流量(θold )が所定の第1範囲内にあるか否かを判定する第1判定手段(ステップ160)と、前記目標流量決定手段(ステップ150)が決定した目標流量(θnew )が、前記検出現状流量(θold )とは異なりかつ所定の第2範囲内にあるか否かを判定する第2判定手段(ステップ170、180)と、前記第1判定手段(ステップ160)によって、前記検出現状流量(θold )が前記第1範囲内にあると判定され、かつ前記第2判定手段(ステップ170、180)によって、前記決定目標流量(θnew )が前記検出現状流量(θold )とは異なりかつ前記第2範囲内にあると判定されたとき、前記温熱源(1)から前記暖房用熱交換器(4)へ流れる温水流量が、前記決定目標流量(θnew )に所定のオーバーシュート量(θ1 〜θ3 )を加えた流量まで一時的にオーバーシュートし、その後前記決定目標流量(θnew )に戻るように、前記弁駆動手段(8)を制御する第1制御手段(ステップ190〜230、250)と、前記第1判定手段(ステップ160)によって、前記検出現状流量(θold )が前記第1範囲内にないと判定されるか、あるいは前記第2判定手段(ステップ170、180)によって、前記決定目標流量(θnew )が前記検出現状流量(θold )と同じかまたは前記第2範囲内にないと判定されたとき、前記温熱源(1)から前記暖房用熱交換器(4)へ流れる流量が前記決定目標流量(θnew )となるように、前記弁駆動手段(8)を制御する第2制御手段(ステップ240、250)とを備えることを特徴とする暖房装置。

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