特許
J-GLOBAL ID:200903074328289872

高圧ガスシール構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-074467
公開番号(公開出願番号):特開平11-270687
出願日: 1998年03月23日
公開日(公表日): 1999年10月05日
要約:
【要約】【課題】金属製ボディと、該ボディに挿入、固定される金属製の挿入体との間を、合成樹脂製のシール部材を用いて充分にシールする。【解決手段】挿入孔8に挿入した挿入体6がボディ5に固定されたときに、ボディ5の第1テーパ部12と、挿入体6の第2テーパ部19とが密接して金属シールがなされ、その金属シールの外方側で挿入体6およびボディ5間にシール部材7が配置される。しかもボディ5の第1段部11および挿入体6の第2段部17との間で、挿入体6の小径部18の外周面との間に環状の第1空隙22を形成するとともにボディ5の大径孔部10の内周面に外周面を密接させるようにしてシール部材7のシール主部7aが弾性域内で圧縮され、第1および第2テーパ部12,19の接触部との間に環状の第2空隙24を形成して第1段部11および第2テーパ部19間でシール部材7のリップ部7bが弾性域内で圧縮される。
請求項(抜粋):
挿入孔(8)を有する金属製のボディ(5)と、前記挿入孔(8)に挿入されてボディ(5)に固定される金属製の挿入体(6)との間に、リング状のシール部材(7)が介装される高圧ガスシール構造において、前記挿入孔(8)には、大径孔部(10)と、大径孔部(10)の内端に直角に連なって軸方向外方側に臨む環状の第1段部(11)と、第1段部(11)の内周に大径端を連ならせて軸方向外方側に臨む第1テーパ部(12)と、第1テーパ部(12)の小径端に同軸に連なる小径孔部(13)とが設けられ、前記挿入体(6)には、前記大径孔部(10)に嵌合される大径部(16)と、第1段部(11)よりも軸方向外方側で前記大径部(16)に直角に連なる環状の第2段部(17)と、大径部(16)よりも小径であるが第1テーパ部(12)の大径端直径よりも大径にして第2段部(17)の内周に前記大径部(16)と同軸に連なる小径部(18)と、第1テーパ部(12)に密接することを可能として小径部(18)に連なる第2テーパ部(19)とが設けられ、前記シール部材(7)は、第1および第2テーパ部(12,19)が相互に密接した状態で大径孔部(10)の内周面に外周面を密接させるとともに前記小径部(18)の外周面との間に環状の第1空隙(22)を形成して第1および第2段部(11,17)間に弾性域内で挟まれるリング状のシール主部(7a)と、第2テーパ部(19)に対応した第3テーパ部(23)を有するとともに第1および第2テーパ部(12,19)の接触部との間に環状の第2空隙(24)を形成して第1段部(11)および第2テーパ部(19)間に弾性域内で挟まれることを可能として前記シール主部(7a)の第1段部(11)側の端部内周から半径方向内方に張出すリップ部(7b)とを一体に有して合成樹脂により形成されることを特徴とする高圧ガスシール構造。

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