特許
J-GLOBAL ID:200903074331917663

ゴム変性スチレン系樹脂の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐野 英一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-183933
公開番号(公開出願番号):特開平7-076612
出願日: 1994年07月13日
公開日(公表日): 1995年03月20日
要約:
【要約】【目的】ゴム粒子径分布が狭く衝撃強度と弾性率のバランスに優れたゴム変成スチレン系樹脂の製造方法を提供する。【構成】芳香族モノビニル系単量体とゴム状重合体からなるゴムシロップにポリスチレン系重合体を混合溶解したものであって, 当該混合液中のゴム状重合体の含有率R(wt%)とポリスチレン系重合体の含有率Ps(wt%)の関係が、0.2<Ps/R<3を満足するように調整した混合液を予熱器にてゴム相反転前の条件下で予備加熱処理を行った後、プラグフロー型反応器でゴム相反転を行い引き続き後続のプラグフロー型反応器にて重合転化率を高めることを特徴とする。
請求項(抜粋):
芳香族モノビニル系単量体が60〜95重量%、ゴム状重合体が3〜10重量%及びポリスチレン重合体が2〜30重量%の範囲内で混合溶解したものであって, 当該混合溶液中のゴム状重合体の含有率R(wt%)とポリスチレン重合体の含有率P(wt%)の関係が、0.2<P/R<3を満足し且つゴム相反転前の状態を保つように調整した混合溶液100重量部に対して溶剤0〜30重量部を配合してなる原料溶液を予熱器にて70〜120°Cまで、芳香族モノビニル系単量体の重合転化率が10重量%を越えない範囲内でしかもゴム相反転前の条件を維持できるように予備加熱処理を行った後、プラグフロー型反応器の一端から連続的に送入して重合反応を継続しながらゴム相反転を行い所定の分散ゴム粒子を形成させ、他端から抜き出される重合溶液を引き続き後続のプラグフロー型反応器に供給して重合転化率を高めた後に脱揮処理して未反応単量体及び溶媒等の除去を行うことを特徴とするゴム変成スチレン系樹脂の製造方法。

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