特許
J-GLOBAL ID:200903074351382952

タンパク質の官能性の調節

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 渡辺 望稔 ,  三和 晴子
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-521537
公開番号(公開出願番号):特表2009-503440
出願日: 2006年07月10日
公開日(公表日): 2009年01月29日
要約:
特定の天然に存在するタンパク質と相互作用できる分子の合理的な同定のための新規の方法が、新しい薬学的に重要な化合物と治療のための使用方法をもたらすために、提供される。概して、この方法は、関心のある特定のタンパク質の一部を構成するスイッチ制御リガンドを同定するステップ、及び、タンパク質の一部を構成し、該スイッチ制御リガンドと相互作用をする相補的なスイッチ制御ポケットをも同定するステップを含む。リガンドはイン・ビボでポケットと相互作用して、リガンド-ポケット相互作用があるときにはタンパク質が第一のコンホメーション及び最初の生物学的活性を有し、リガンド-ポケット相互作用がないときには第二の異なるコンホメーション及び生物学的活性を有するような、タンパク質のコンホメーション及び生物学的活性を調節する。次には、第一及び第二のコンホメーションにおける該タンパク質のそれぞれのサンプルが提供され、これらが1又は2以上の小分子候補に対して、分子とサンプルを接触することによって、スクリーニングされる。その結果、タンパク質とポケット部分で結合する小分子が同定されるだろう。新規のタンパク質-モジュレータのアダクト体及びタンパク質の活性を変える方法もまた提供される。
請求項(抜粋):
スイッチ制御ポケットとスイッチ制御リガンドを備えた天然タンパク質と、このタンパク質のスイッチ制御ポケットに結合している非天然分子を含むタンパク質・モジュレータ・アダクトであって、この分子が、上記タンパク質のコンホメーションを誘導または制限することによって上記タンパク質の生物学的活性を少なくとも部分的に調節する役目をはたし、上記スイッチ制御ポケットは、対応する修飾可能な残基と結合して上記スイッチ制御リガンドの一部分を形成する、複数のコンホメーション制御アミノ酸残基を有し、上記分子は、スイッチポケットによるコンホメーション制御アミノ酸残基またはスイッチ制御リガンド修飾アミノ酸残基からとられる少なくとも1つのアミノ酸残基に結合するアダクト。
IPC (2件):
G01N 33/50 ,  G01N 33/15
FI (2件):
G01N33/50 Z ,  G01N33/15 Z
Fターム (7件):
2G045AA40 ,  4B050CC07 ,  4B050HH01 ,  4B050KK03 ,  4B050LL01 ,  4B050LL05 ,  4B050LL10

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