特許
J-GLOBAL ID:200903074356708341

誘導性負荷の駆動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-006160
公開番号(公開出願番号):特開平11-205114
出願日: 1998年01月14日
公開日(公表日): 1999年07月30日
要約:
【要約】【課題】 直流電源から誘導性負荷への通電遮断時に発生する電圧にて誘導性負荷に電流を流すように構成された駆動装置において、その電流経路を形成する整流素子の両端に生じる電圧を低減して素子の発熱を抑制する。【解決手段】 誘導性負荷Lを定電流チョッパ駆動する際に、第1スイッチング素子10のオフ時に誘導性負荷Lに生じる電圧にて負荷Lに電流を流す整流素子20に、MOSFET30を並列に接続し、第1スイッチング素子10のオン時には、整流手段50を介して容量素子40を充電し、第1スイッチング素子10のオフ時には、第2スイッチング素子60をオンして、この容量素子40に充電した電圧にてMOSFET30をオンさせる。この結果、第1スイッチング素子10のオフ時に整流素子20の両端に発生する電圧を大幅に減少させて、整流素子20での発熱量を抑制することができる。
請求項(抜粋):
直流電源から誘導性負荷への電源供給経路に設けられ、該電源供給経路を第1駆動信号に応じて導通・遮断する第1スイッチング素子と、前記誘導性負荷に並列に接続され、前記第1スイッチング素子のオフ時に、前記誘導性負荷の通電遮断によって前記誘導性負荷の第1スイッチング素子側に生じた電圧により前記誘導性負荷に電流を流す整流素子と、を備えた誘導性負荷の駆動装置において、前記整流素子の両端に一対の出力端子が夫々接続されたMOSFETと、一端が前記誘導性負荷の第1スイッチング素子側端部に接続された、電荷を蓄積可能な第1容量素子と、一端が前記第1容量素子の他端に接続されると共に、他端が前記誘導性負荷の前記第1スイッチング素子とは反対側端部に接続され、前記第1スイッチング素子のオン時に、前記直流電源からの供給電圧によって、前記第1容量素子を充電する方向に電流を流す整流手段と、一対の出力端子が、前記整流手段と前記第1容量素子との接続点及び前記MOSFETの制御端子に夫々接続され、前記第1スイッチング素子のオフ時に制御端子に入力される第2駆動信号によりオン状態となって、前記第1容量素子と前記整流手段との接続点から前記MOSFETの制御端子に電圧を印加し、前記MOSFETをオンさせる第2スイッチング素子と、前記第2スイッチング素子が前記第2駆動信号の入力遮断によってターンオフした際に、前記第2スイッチング素子のオン時に前記電圧印加によって前記MOSFETの制御端子-出力端子間に蓄積された電荷を放電させて、前記MOSFETをオフさせる放電手段と、を備えたことを特徴とする誘導性負荷の駆動装置。

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