特許
J-GLOBAL ID:200903074359828690

mab 3E10 ならびにその突然変異体および/または機能性フラグメントを使用する送達システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-532006
公開番号(公開出願番号):特表2000-507225
出願日: 1997年03月07日
公開日(公表日): 2000年06月13日
要約:
【要約】本発明によれば,あるクラスの抗-dsDNA抗体,たとえばmAb 3E10が固定されたヒト腎尿細管細胞の膜に結合し,インビボにおいて生体マウス腎尿細管細胞を透過し,細胞の核に局在することが発見された.mAb 3E10はdsDNAおよび丈の高い内皮細胞に発現された細胞外マトリックスタンパク質(すなわちHP8/HEVIN)の両者に結合する.以前の研究では,両者がmAb 3E10の可変重鎖領域に,DNAおよびHP8/HEVINに対する別個の結合決定基を共有することが示された.細胞の透過におけるHP8/HEVINおよびDNAの必要性を独立に評価するために,mAb 3E10 VHおよびVkの部位特異的突然変異体について腎細胞系の透過能を検討した.結果は,DNAの結合に要求されるがHP8/HEVINの結合には要求されない残基が抗体の透過に必要であることを示し,細胞の透過にはDNAの存在またはDNAに正確に類似する膜決定基に対する抗体の結合を要求することが指示された.抗体Fabが細胞を透過し,Fcまたは多価抗体の結合のいずれも細胞の透過に必要ではないことが指示された.重鎖および軽鎖シグナルペプチドの欠失の結果として細胞質内で合成された抗体は核に移動しないことから,膜によって仲介される経路または抗体の翻訳後修飾の必要性が指示された.本発明は,自己抗体の透過および核局在の細胞性経路の研究における分子突然変異体および/またはその機能性フラグメントの使用の有用性を証明する.
請求項(抜粋):
生物学的に活性な化合物を標的細胞に輸送する方法において上記生物学的に活性な化合物をmAb 3E10もしくは突然変異体またはそれらの機能性フラグメントと組合せ,得られた組合せを上記細胞に投与することからなる方法.
IPC (3件):
A61K 39/395 ,  A61K 45/00 ,  A61K 47/42
FI (3件):
A61K 39/395 L ,  A61K 45/00 ,  A61K 47/42
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特表昭62-502260
  • 特表昭62-502260
引用文献:
審査官引用 (3件)

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