特許
J-GLOBAL ID:200903074371853285
回転密閉圧縮機用シリンダの製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
川口 義雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-265305
公開番号(公開出願番号):特開平5-202880
出願日: 1992年09月08日
公開日(公表日): 1993年08月10日
要約:
【要約】【目的】 本発明の目的は、容易に、迅速に、しかも実用的に実行され、シリンダの機械加工および密閉度を保証する必要なしに相互にかみ合う表面を製造し得、機械保守のための頻繁な停止をせずに連続的な生産を可能にする、転がりピストンを有する回転密閉圧縮機用シリンダを製造する方法である。【構成】 上記シリンダ20は、互いに平行な一対の対向端面21、22を規定するほぼ円筒状の菅状体20と、円筒状内壁23と、該内壁と離れた位置にある外壁24とを含み、シリンダは更に円筒状内壁から発して設けられた半径方向のベーンスロット10を備えている。本方法は、単一のブランク部品にほぼ円筒状の管状体を形成する段階と、ベーンスロットを受容するシリンダ部分を通過する分割直径平面に従って弱化線を規定するように、管状体20内に張力集中ゾーンを設ける段階と、シリンダに、弱化線から相互に反対の方向に張力集中を起こさせ且つ管状体を2分割するに充分な分離力を加える段階と、2分割された管状体の両部分を結合させる段階とを含む。
請求項(抜粋):
互いに平行な一対の対向端面を規定するほぼ円筒状の管状体と、前記対向端面に対して垂直な母線を有する円筒状内壁と、前記円筒状内壁とは離れて位置する外壁とを備える型の、転がりピストンを有する回転密閉圧縮機用シリンダの製造方法であって、前記シリンダは更に前記円筒状内壁から発して設けられた半径方向のベーンスロットを備えており、前記方法が、a)単一のブランク部品にほぼ円筒状の管状体を作り上げる段階と、b)前記ベーンスロットを受容するようになっている前記シリンダ部分を通過する分割直径平面に従って弱化線を規定するように、前記円筒状管状体中に張力集中ゾーンを設ける段階であって、前記弱化線が、少なくとも前記ベーンスロットを受容するようになっている前記管状体の部分に直径方向に対向する前記対向端面の領域で、前記管状体の前記対向端面の間の前記円筒状内壁の延長部全体に亘って円筒度および密閉度を保つために規定されている段階と、c)前記シリンダに、前記弱化線から、互いに反対の方向に張力集中を起こさせると共に、前記分割直径平面に沿って前記管状体を2分割するに充分な分離力を加える段階と、d)前記2分割された管状体の各部分にベーンスロットの半体分を機械加工する段階と、e)前記円筒状内壁の円筒度および前記対向端面の平行度と各端面の部分の共平面性とを再構成するために、前記2分割された管状体の両部分を結合させ、前記ベーンスロットをその最終寸法に作り上げる段階とを含む方法。
IPC (2件):
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