特許
J-GLOBAL ID:200903074374133020

ロータリーキルン用フードのシール装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宇井 正一 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-074550
公開番号(公開出願番号):特開平6-281348
出願日: 1993年03月31日
公開日(公表日): 1994年10月07日
要約:
【要約】【目的】 本発明はロータリーキルン用フードのシール装置に関し、ロータリーキルン本体とフードとの回転接続部からのダスト漏れや冷空気の流入を確実に防止できるシール装置を実現することを目的とする。【構成】 ロータリーキルン本体1に溶着された受座9と固定側のガイドリング7との間に設けられたシール材8と、受座9の上を軸方向及び回転方向に摺動できるように設けられたシール材12a,12bを保持するH形断面のシール保持部材15a,15bと、該シール保持部材15a,15bの外周溝部とラビリンスを形成するように固定側のカバーリング18に設けられたチップリング保持部材19a,19bとによりシールできるように構成する。
請求項(抜粋):
ロータリーキルン本体とフードとの回転接続部におけるシール装置であって、ロータリーキルン本体(1)と共に回転する回転部(A)と回転しない固定部(B)とを具備し、前記回転部(A)は、a)ロータリーキルン本体(1)に溶着された受座(9)と、b)前記受座(9)にロータリーキルン本体(1)の円周方向及び軸方向に所定の間隔をもって溶着されたガイドピン(10,11)と、c)前記受座(9)の受座面を滑動できるように設けられた柔軟性を有するシール材(12a,12b)と、d)それぞれH形断面を有するリング状で且つ円周方向に複数分割され、その分割位置が互いに位相をもって並置されている2個以上のシール保持部材(15a,15b)と、e)前記シール保持部材(15a,15b)の外周先端部の内面に締着されているチップリング(13a,13b,23a,23b)と、f)前記シール保持部材(15a,15b)の分割毎の円周方向中心に、前記ガイドピン(10,11)を挟み、シール保持部材(15a,15b)に溶着されたブラケット(14,17)と、g)前記シール保持部材(15a,15b)の横材の外周面に、複数分割して載置され、各端面間が調整ボルトを有するコイルばねで連結されているコイルばね付バンド(16a,16b)とを具備し、前記固定部(B)は、a)ロータリーキルンのフード(2)側先端部付近の基礎に固定された固定台(24)と、b)前記固定台(24)に固着された固定リング(6)と、c)前記固定リング(6)に締着されたカバーリング(18)と、d)前記カバーリング(18)の内周の、前記シール保持部材(15a,15b)の溝部に相対する位置に溶着された断面I形状のチップリング保持部材(19a,19b)と、e)前記チップリング保持部材(19a,19b)の両面先端部に締着されたチップリング(20a,20b,21a,21b)とを具備して成ることを特徴とするロータリーキルン用フードのシール装置。

前のページに戻る