特許
J-GLOBAL ID:200903074417306900

高酸素遮断性塩化ビニリデン系樹脂薄膜層を形成させる方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-204182
公開番号(公開出願番号):特開平9-052963
出願日: 1995年08月10日
公開日(公表日): 1997年02月25日
要約:
【要約】【課題】 塩化ビニリデン系樹脂に粉体状の熱安定剤を添加して薄膜に加工する際、局部的な酸素遮断性の低下がないフィルム製法を提供する。【解決手段】 粉体状の熱安定剤を、塩化ビニリデン系樹脂に添加する可塑剤の存在下で混合粉砕したものを使うことにより、安定した高いバリア性能を付与できる塩化ビニリデン系樹脂薄膜層を得る。【効果】 可塑剤の存在下で混合粉砕された粉体状の熱安定剤は樹脂中に微分散し、二次凝集がなく、薄膜化された塩化ビニリデン系樹脂の酸素遮断性の局部的な低下現象がないものが得られる。
請求項(抜粋):
樹脂量に対し0.1〜2重量%の無機質粉体と樹脂量に対し7重量%以下の液状の可塑剤とを含む塩化ビニリデン系樹脂を溶融押出して樹脂膜層を形成し、該樹脂膜層を元の厚さの1/3〜1/15の厚さになるように伸展して1μm〜8μmの薄膜化された層となし、該樹脂層に含有する可塑剤の量を3重量%以下に減量させることによって酸素透過率の値が100(cc/m2・μm・24hr・atm)以下である高酸素遮断性塩化ビニリデン系樹脂薄膜層を形成させる方法において、上記無機質粉体をB型粘度計で測定した25°Cでの粘度が20poise以下の液状の可塑剤の存在下で粉砕、混合物となし、上記無機質粉体を10〜30重量%含む該混合物を塩化ビニリデン系樹脂に添加することを特徴とする高酸素遮断性塩化ビニリデン系樹脂薄膜層を形成させる方法。
IPC (6件):
C08J 5/18 CEV ,  B32B 27/08 ,  B32B 27/22 ,  B32B 27/28 101 ,  B32B 27/30 ,  C08J 3/20 CEV
FI (7件):
C08J 5/18 CEV ,  B32B 27/08 ,  B32B 27/22 ,  B32B 27/28 101 ,  B32B 27/30 ,  B32B 27/30 C ,  C08J 3/20 CEV Z

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