特許
J-GLOBAL ID:200903074440406407
ラックアンドピニオン式ステアリング装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
秋山 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-133264
公開番号(公開出願番号):特開2008-285076
出願日: 2007年05月18日
公開日(公表日): 2008年11月27日
要約:
【課題】ラックの製造時に損傷が生じにくいことに加えて、使用時に衝撃や応力が負荷されてもラックに損傷が生じにくいラックアンドピニオン式ステアリング装置を提供する。【解決手段】ラックアンドピニオン式ステアリング装置のラック21は、炭素の含有量が0.35質量%以上0.55質量%以下である鋼で構成されている。すなわち、上記鋼からなる棒状素材又は管状素材に軟化焼鈍しを施した後に冷間鍛造により成形し、さらに高周波焼入れを施すことにより製造されている。前記素材は、軟化焼鈍しによって、球状化セメンタイトの最大粒径が0.5μm以上7μm以下とされているとともに、硬さがHv200以下とされている。ラック21の表面には、高周波焼入れにより硬化された表層部が形成されているが、この表層部の内側には高周波焼入れによる焼入れが施されておらず、硬さHv350以下の非焼入れ部となっている。【選択図】図1
請求項(抜粋):
運転者の操舵により回転するステアリング軸と、前記ステアリング軸に連結され前記ステアリング軸の回転に伴って回転するピニオンと、前記ピニオンに噛み合うとともに車輪に連結されるラックと、を備えるラックアンドピニオン式ステアリング装置において、前記ラックが以下の3つの条件を満たしていることを特徴とするラックアンドピニオン式ステアリング装置。
条件A)炭素の含有量が0.35質量%以上0.55質量%以下である鋼からなり且つ軟化焼鈍しが施された棒状素材又は管状素材を、冷間鍛造で成形して得られたものである。
条件B)前記軟化焼鈍しによって、球状化セメンタイトの最大粒径が0.5μm以上7μm以下とされているとともに、硬さがHv200以下とされている。
条件C)高周波焼入れにより焼入れが施され硬化された表層部と、焼入れが施されていない非焼入れ部とを有しており、前記非焼入れ部の硬さはHv350以下である。
IPC (4件):
B62D 3/12
, C21D 1/32
, C21D 9/32
, C21D 1/10
FI (5件):
B62D3/12 503Z
, C21D1/32
, C21D9/32 A
, C21D9/32 Z
, C21D1/10 A
Fターム (11件):
4K042AA18
, 4K042AA19
, 4K042BA01
, 4K042CA01
, 4K042DA01
, 4K042DA03
, 4K042DB01
, 4K042DC02
, 4K042DC03
, 4K042DE01
, 4K042DE06
引用特許: