特許
J-GLOBAL ID:200903074697549225

起爆素子着火装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-287777
公開番号(公開出願番号):特開平10-129403
出願日: 1996年10月30日
公開日(公表日): 1998年05月19日
要約:
【要約】【課題】ロードダンプサージ対策に必要な回路部品を小型化ならびに低電流容量化し、製造コストを低減する。【解決手段】 過大な電圧が印加されたとしても、昇圧回路15と着火回路21との間に設けた定電圧回路17が、着火回路21に印加する電圧を許容電圧以下に制御するため、例えばロードダンプサージに伴う過電圧は許容電圧以下に抑制され、着火回路21に過電流が流れ込むことはなく、従って着火回路21内の衝撃感知センサ13やトランジスタQiといった回路部品が、起爆素子12に対して十分な着火エネルギを付与する前に破壊されてしまうといったことはなく、確実に起爆素子12を起爆着火させることができる。また、定電圧回路17の両端に高電圧と停電圧のバックアップ電源18,19を設けたことにより、定電圧回路17の入力側では高電圧の充電電圧により大きなエネルギを蓄え、また出力側では電圧上限を抑えることができ、これにより耐圧の低い電界コンデンサC2を使用し、入力側のコンデンサC1と同一形状でより容量の大きいコンデンサを使用することができる。
請求項(抜粋):
衝撃を感知して閉成する衝撃感知センサと着火電流を通電されて起爆着火する起爆素子と外部指令に応答して閉成するスイッチシグ素子とを直列的に接続してなる着火回路と、該着火回路に給電するバッテリ電源と、該バッテリ電源に接続され、該バッテリ電源の出力電圧を所定電圧に昇圧する昇圧回路と、該昇圧回路と前記着火回路との間に接続され、該昇圧回路の出力電圧を前記所定電圧よりも低い一定電圧に制御する定電圧回路と、該定電圧回路と前記着火回路とを結ぶ給電路に分岐接続され、前記-定電圧で充電されて代替電源として前記バッテリ電源をバックアップする低電圧バックアップ電源とを具備することを特徴とする起爆素子着火装置。

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