特許
J-GLOBAL ID:200903074722886177

鉄損の極めて低い高磁束密度方向性電磁鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外8名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-279247
公開番号(公開出願番号):特開2000-109931
出願日: 1998年10月01日
公開日(公表日): 2000年04月18日
要約:
【要約】【課題】 PbやBiをインヒビターとして使用した場合に、低融点でFeへ固溶しないPbやBiが、インヒビターとして機能する機構を解明して、これら金属を有効に活用する方途を開くことによって、極めて低い鉄損と高磁束密度を兼ね備えた優れた材料を製造する技術を提供する。【解決手段】 方向性電磁鋼板を製造するに当たり、鋼スラブに、BiおよびPbの一方または両方を合計で0.0005〜0.100 重量%含有させ、熱間圧延は、50〜260秒間にて、仕上げ圧延の圧下率が88〜98%の下に行い、最終冷間圧延の圧下率を80〜95%とし、焼鈍分離剤が含有する水和水を0.03%以上とし、そして最終仕上げ焼鈍において、鋼中に存在するBiおよび/またはPbを、最終仕上げ焼鈍前の3分の2以下の含有量に低減する。
請求項(抜粋):
C:0.005 〜0.120 重量%、Si:1.5 〜7.0 重量%、Mn:0.03〜3.50重量%およびインヒビター形成成分を含有する鋼スラブに、熱間圧延を施したのち、1回もしくは2回以上の冷間圧延にて所定の板厚とし、その後1次再結晶焼鈍を施し、鋼板表面に焼鈍分離剤を塗布してから、最終仕上げ焼鈍を施す一連の工程に従って方向性電磁鋼板を製造するに当たり、鋼スラブに、BiおよびPbの一方または両方を合計で0.0005〜0.100 重量%含有させること、熱間圧延は、50〜260 秒間にて、仕上げ圧延の圧下率が88〜98%の下に行うこと、最終冷間圧延の圧下率を80〜95%とすること、焼鈍分離剤が含有する水和水を0.03%以上とすること、そして最終仕上げ焼鈍において、鋼中に存在するBiおよび/またはPbを、最終仕上げ焼鈍前の3分の2以下の含有量に低減することからなることを特徴とする鉄損の極めて低い高磁束密度方向性電磁綱板の製造方法。
IPC (7件):
C21D 8/12 ,  C21D 9/46 501 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/04 ,  C22C 38/60 ,  C23C 22/00 ,  H01F 1/16
FI (7件):
C21D 8/12 B ,  C21D 9/46 501 B ,  C22C 38/00 303 U ,  C22C 38/04 ,  C22C 38/60 ,  C23C 22/00 A ,  H01F 1/16 B
Fターム (32件):
4K026AA03 ,  4K026AA22 ,  4K026BA03 ,  4K026BA08 ,  4K026BB05 ,  4K026BB10 ,  4K026CA16 ,  4K026CA18 ,  4K026CA23 ,  4K026CA41 ,  4K026EB11 ,  4K033AA02 ,  4K033CA02 ,  4K033CA03 ,  4K033CA06 ,  4K033CA07 ,  4K033FA05 ,  4K033HA01 ,  4K033HA03 ,  4K033LA02 ,  4K033LA04 ,  5E041AA02 ,  5E041AA11 ,  5E041AA19 ,  5E041BC01 ,  5E041CA02 ,  5E041HB05 ,  5E041HB07 ,  5E041HB11 ,  5E041HB14 ,  5E041NN01 ,  5E041NN17
引用特許:
審査官引用 (1件)

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