特許
J-GLOBAL ID:200903074757636947

ブレーキ板

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中平 治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-063624
公開番号(公開出願番号):特開平8-247186
出願日: 1996年02月15日
公開日(公表日): 1996年09月24日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 ブレーキ板の製作費を低減すると共に製作精度を高める。【解決手段】 車輪用の鋳造可能な金属から成るつば付き帽子状ブレーキ板1は、摩擦環3の内側に、ボス外殻4及びボス底部5から成るボス2を持ち、ボス底部5はブレーキ板1を車輪ボスへねじ止めするためのねじ貫通孔6を有する。摩擦環3はボス外殻4への移行範囲で両側に丸くえぐられる断熱溝12を有する。ブレーキ板1は、セラミツク特に酸化アルミニウム又は炭化珪素から成る硬質粒子を含む粒子強化アルミニウム複合材料、又は珪素結晶を含む過共晶アルミニウム-珪素合金から成っている。摩擦環3の摩擦荷重を受ける表面18、及び湯合によつてはボス2の内側の摩擦荷重を受ける円筒状制動面19が、切削加工される。ボス4の外側に、半径方向外方へ突出するフランジ21が設けられ、切削加工中にブレーキ板1がこのフランジ21を介して工作物保持具23に軸線方向に固定される。
請求項(抜粋):
車輪用の切削可能な金属から成る一体のつば付き帽子状ブレーキ板のボスが、軸線に対して直角な面内に延びる摩擦環の半径方向内側に設けられ、かつほぼ円筒状のボス外殻と、摩擦環に対して軸線方向及び半径方向にずれしかも軸線に対して直角な面内に延びるボス底部とを含み、このボス底部が車輪ボスへブレーキ板をねじ止めするためのねじ貫通孔を持ち、摩擦環が摩擦環の軸線方向肉厚に相当するより小さい材料断面を持つ付け根範囲でボス外殻へ移行し、小さい材料断面が、少なくともほぼ軸線方向へ向く少なくとも1つの丸くえぐられる環状溝状材料切欠き(以下断熱溝という)により形成され、少なくとも1つの断熱溝が少なくとも摩擦環のボス側に設けられているブレーキ板において、ブレーキ板(1,1′)が、制動の際摩擦荷重を受ける摩擦環(3,3′)の表面(18)まで完全に、セラミツクから成る硬質材料粒子(14)を含む粒子強化アルミニウム複合材料から成るか、又は珪素結晶を含む過共晶アルミニウム-珪素合金から成り、ブレーキ板(1,1′)がダイキヤスト部品として構成され、このダイキヤスト部品のすべての表面部分(16)が±0.05mm以下の形状及び寸法の公差で鋳造されており、摩擦環(3,3′)の摩擦荷重を受ける両方の表面(18)、及びボス(2,2′)の内側に摩擦荷重を受ける円筒状制動面(19)がある場合この制動面(19)も、上述した形状及び寸法の公差より更に小さい形状及び寸法の公差で切削加工され、ボス底部(5)からボス外殻(4)への移行部においてボス(2,2′)の外側に、半径方向外方へ突出するフランジ(21) 又は周方向に延びる隆起(22)のなす輪が設けられ、加工中にブレーキ板(1,1′)が、このフランジ(21)又は隆起(22)のなす輪を介して軸線方向に工作物保持具(23)に固定可能であることを特徴とする、ブレーキ板。
FI (2件):
F16D 65/12 S ,  F16D 65/12 M

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