特許
J-GLOBAL ID:200903074810327315

能動型雑音除去装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田中 浩 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-117055
公開番号(公開出願番号):特開2002-311960
出願日: 2001年04月16日
公開日(公表日): 2002年10月25日
要約:
【要約】【課題】 制御系に異常が生じたときに、当該制御系を正常な状態に確実に復帰させる。【解決手段】 排気ダクト1内を伝搬する排気音等の雑音に対して、これと実質的に等大で逆位相の制御音を干渉させることにより、当該排気音を打ち消す。このような制御系において、システム制御部7は、エラーレベル検出部7によって検出して得たエラーレベルEが増大傾向にあるとき、当該エラーレベルEが増大する以前のフィルタ係数を記憶部8から呼び出して、適応制御部3内の適応フィルタ31に設定する。そして、このようにフィルタ係数を入れ替えても、エラーレベルEが増大するときは、システム制御部7は、適応フィルタ31のフィルタ係数をクリアすると共に、改めて二次音路Cを同定し直すように、適応制御部3を制御する。これにより、制御系は、正常な状態に確実に復帰する。
請求項(抜粋):
伝送路に入力される被制御信号を検出して、この検出結果に応じた第1の検出信号を出力する第1の検出手段と、上記第1の検出信号を処理して制御用信号を生成し、これを上記伝送路内に供給して上記被制御信号に干渉させる適応フィルタ手段と、上記伝送路から出力される信号を検出して、この検出結果に応じた第2の検出信号を出力する第2の検出手段と、上記第1及び第2の各検出信号が入力され、これら各検出信号に基づいて、上記制御用信号の特性が、上記被制御信号を打ち消すのに必要な特性となる状態に、上記適応フィルタ手段のフィルタ係数を更新制御する適応制御手段と、所定時点における上記フィルタ係数が、基準フィルタ係数として記憶されるフィルタ係数記憶手段と、上記所定時点から所定期間が経過するまでの間における上記第2の検出信号の大きさの変化を監視する第2の監視手段と、この第2の監視手段による監視結果に基づいて、上記第2の検出信号の大きさが減少傾向にあるか否かを判断し、少なくとも該第2の検出信号の大きさが減少傾向にあると判断したとき、その時点での上記適応フィルタ手段のフィルタ係数を上記基準フィルタ係数として上記フィルタ係数記憶手段に記憶させ、少なくとも上記第2の検出信号の大きさが増大傾向にあると判断したとき、上記適応フィルタ手段のフィルタ係数として上記基準フィルタ係数を設定するよう上記適応制御手段を制御すると共に、この基準フィルタ係数を設定した状態で上記第2の検出信号の大きさを評価し、この評価において少なくとも該第2の検出信号の大きさが増大傾向にあると判断したとき、上記適応制御手段による上記適応フィルタ手段の制御を正常化するための所定の処理を実行する、システム制御手段と、を具備する能動型雑音除去装置。
IPC (3件):
G10K 11/178 ,  F01N 1/00 ,  F16L 55/04
FI (3件):
F01N 1/00 A ,  F16L 55/04 ,  G10K 11/16 H
Fターム (10件):
3G004AA01 ,  3G004AA05 ,  3G004BA01 ,  3G004CA12 ,  3G004DA00 ,  3G004DA25 ,  3G004EA01 ,  3H025CA01 ,  3H025CB41 ,  5D061FF02
引用特許:
審査官引用 (10件)
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