特許
J-GLOBAL ID:200903074833599479

適応型音場支援装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 小森 久夫 ,  村上 辰一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-073486
公開番号(公開出願番号):特開2006-261808
出願日: 2005年03月15日
公開日(公表日): 2006年09月28日
要約:
【課題】 小空間や音響条件が変化する室内空間においても、ハウリングの発生を抑制することができ、初期反射音及び後部残響音の音響効果を良好にすることができる音場支援装置を提供する。【解決手段】 適応型音場支援装置1に、適応フィルタ22を備えたハウリングキャンセル部3と、初期反射音生成部4と、後部残響音の音響効果を増強するFIRフィルタ43とFIRフィルタ45とを並列接続して音響ループを創り出す後部残響音生成部5を設ける。また、適応フィルタ22が推定した伝達関数のインパルス応答から初期反射音成分及び後部残響音成分を切り出して、これらに基づいて初期反射音と後部残響音を調整する。これにより、スピーカ53からマイクロフォン11へ至る帰還音を除去してハウリングを抑制するとともに、小ホール71の音響条件の変化に応じて、音源77から放音された音の初期反射音及び後部残響音の音響効果を増強できる。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
室に設置され、音源が発した音及び周囲から伝搬する音を収音するマイクロフォンと、 前記室の音響を支援する音を放音するスピーカと、 前記スピーカから前記マイクロフォンへ至る音響帰還路の伝達関数を推定して、前記マイクロフォンの収音信号から、前記スピーカからの帰還音信号を除去する適応フィルタを有するハウリングキャンセル手段と、 前記適応フィルタが推定した伝達関数のインパルス応答から初期反射音成分と後部残響音成分とを切り出す切り出し手段と、 前記切り出し手段が切り出したインパルス応答の初期反射音成分に、前記帰還音信号が除去された前記収音信号を畳み込み、前記音源が発した音に応じて前記室で発生する初期反射音を模した初期反射音支援信号を生成する初期反射音支援信号生成手段と、 前記切り出し手段が切り出したインパルス応答の後部残響音成分に、前記帰還音信号が除去された前記収音信号を畳み込み、前記音源が発した音が前記室に仮想的に連設された第2の室と前記室との間で反響して発生する後部残響音を模した後部残響音支援信号を生成する後部残響音支援信号生成手段と、 前記初期反射音支援信号及び前記後部残響音支援信号を増幅して前記スピーカへ出力するアンプと、 を備えたことを特徴とする適応型音場支援装置。
IPC (2件):
H04R 3/02 ,  G10K 15/00
FI (3件):
H04R3/02 ,  G10K15/00 L ,  G10K15/00 M
Fターム (1件):
5D020CC06
引用特許:
出願人引用 (8件)
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審査官引用 (6件)
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