特許
J-GLOBAL ID:200903074844936094

空気調和装置の運転制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-142622
公開番号(公開出願番号):特開平5-332594
出願日: 1992年06月03日
公開日(公表日): 1993年12月14日
要約:
【要約】【目的】 インバータにより周波数が可変に調節される圧縮機を備えた空気調和装置において、露付の発生を未然に防止する。【構成】 冷媒の蒸発温度から吹出空気温度X4を演算し、冷媒の蒸発温度とインバータ周波数とに基づき吸込空気の湿球温度WBを演算し、湿球温度WBと吸込空気温度とに基づき吸込露点温度X5を演算し、吸込露点温度X5と吹出空気温度X4との温度差として露付度合X6を算出する。露付度合X6が設定値「9」よりも高くなるとインバータ周波数のステップ値Nを低減する垂下制御を行う。これにより、インバータ周波数を考慮した湿球温度を用いて、運転状態の変化に迅速に追随する。インバータ周波数Nが所定周波数「Nt +1」以下のときには、垂下制御を禁止し、切換スイッチSWwetにより、上記設定値や所定周波数値を切換える。これにより、露付を回避しながら必要に応じて能力を維持する。
請求項(抜粋):
インバータにより運転周波数が可変に調節される圧縮機(1)、室外熱交換器(3)、減圧機構(5)及び室内熱交換器(6)を接続してなる冷媒回路(9)を備えた空気調和装置において、冷房運転時、上記室内熱交換器(6)の吸込空気の温度を検出する室内吸込温度検出手段(Thr)と、上記冷媒回路(9)における冷媒の蒸発温度を検出する蒸発温度検出手段(The)と、該蒸発温度検出手段(The)の出力を受け、冷媒の蒸発温度とインバータ周波数とに基づき吸込空気の湿球温度を演算する湿球温度演算手段(50)と、上記蒸発温度検出手段(The)の出力を受け、冷媒の蒸発温度に基づき室内吹出空気温度を演算する吹出温度演算手段(51)と、上記湿球温度演算手段(50)で演算される湿球温度と上記室内吸込温度検出手段(Thr)で検出される室内側の吸込空気温度とに基づき吸込露点温度を演算する露点演算手段(52)と、該露点演算手段(52)で演算される室内吸込空気の露点温度と上記吹出温度演算手段(51)で演算される室内吹出空気温度との温度差に基づいて露付度合を演算する露付度合演算手段(53)と、冷房運転時、該露付度合演算手段(53)で演算される露付度合が設定値よりも高くなると、インバータ周波数を低減するよう制御する周波数制御手段(54)とを備えたことを特徴とする空気調和装置の運転制御装置。

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