特許
J-GLOBAL ID:200903074863576511

高パルス電圧システムを使用したポンプ移送可能な食品中の微生物レベルを低減する改良方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 谷 義一 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-500433
公開番号(公開出願番号):特表平11-506011
出願日: 1996年03月06日
公開日(公表日): 1999年06月02日
要約:
【要約】本発明は、液状食品を保存する方法および装置に関する。より詳細には、相当量の微生物を含有する、乳製品、果汁および液状卵製品などの生鮮液状食品の貯蔵寿命を引き延ばすための方法および装置に関する。ポンプ移送可能な食品の温度を、必要十分な量の微生物が死滅し、かつ食品の風味、外観、においまたは機能上の変化が許容範囲内に抑えられるようなレベルに保つために、改良された方法および装置には複数の電界処理域と各処理域間に挟まれて配置される冷却装置が含まれる。微生物の死滅量で比較してみると、本発明の方法によって調製された食品は、一般的な熱処理方法(例えば、超高温殺菌・滅菌法)を使用して調製された食品に比べてその品質は著しく高い。
請求項(抜粋):
含有微生物量を著しく低減したポンプ移送可能な食品を調製する方法であって、 (1)ポンプ移送可能な食品を約30°Cないし120°Cの温度範囲に予熱する工程、 (2)工程(1)のポンプ移送可能な食品を直列配置した複数の処理域を通過させる工程であって、ポンプ移送可能な食品は各処理域を順次通過し、各処理域に存在する間電界強度が少なくとも10kv/cmである電界のマルチパルスにさらされる工程、 (3)最後の処理域を除く工程(2)の各処理域を通過したポンプ移送可能な食品を冷却して、次の処理域に入るその食品の温度が30°Cないし130°Cの範囲になるようにする工程、および (4)工程(2)の最後の処理域から出てくるポンプ移送可能な食品を貯蔵温度にまで急速に冷却する工程を含み、 工程(2)の各処理域に存在するポンプ移送可能な食品は所定の温度未満に保たれ、また電界処理の総持続時間と各処理工程におけるポンプ移送可能な食品の温度は、その風味、外観、におい、または機能上の変化を必要最小限に抑えた、しかも含有微生物量が著しく少ない食品を提供するのに十分である方法。
IPC (2件):
A23L 3/32 ,  A23L 3/18
FI (2件):
A23L 3/32 ,  A23L 3/18

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