特許
J-GLOBAL ID:200903074884542170

エンジンの燃料噴射制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 政喜 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-236372
公開番号(公開出願番号):特開平7-091283
出願日: 1993年09月22日
公開日(公表日): 1995年04月04日
要約:
【要約】【目的】 高周波壁流補正量のずれ分と低周波補正量のずれ分とを分離して求め、この各ずれ分を用いて各ずれ分に対応する学習値を書き換えることにより、2つの学習値の書き換えの精度をともに向上させる。【構成】 過渡時には4つの記憶装置32〜35から検索した2つの壁流補正量KlとKhと2つの学習値WlとWhで算出手段40が基本噴射量Tpを補正して過渡時の燃料噴射量を算出する。算出手段43と44は酸素濃度の検出値から算出した実際の空燃比にもとづいて過渡区間中でのリーン側ずれ分のピーク値とリッチ側ずれ分のピーク値との差の絶対値ΔAFを高周波補正量のずれ分相当量として、また過渡区間中でのリーン側の総ずれ時間とリッチ側の総ずれ時間との差の絶対値Δtを低周波壁流補正量のずれ分相当量として算出し、これら各ずれ分相当量に対応する学習値WlとWhを書換手段45がそれぞれ書き換える。
請求項(抜粋):
運転条件信号に応じた基本噴射量を算出する手段と、比較的遅い時定数で変化する低周波壁流補正量と比較的速い時定数で変化する高周波壁流補正量とを運転条件信号に対応してそれぞれ記憶する装置と、前記各壁流補正量に対する各学習値を前記各壁流補正量と同じ運転条件信号のパラーメータに対応してそれぞれ記憶する装置と、過渡時に前記4つの記憶装置から運転条件信号に対応する各壁流補正量と各学習値をそれぞれ検索する手段と、これら検索された2つの壁流補正量および2つの学習値で前記基本噴射量を補正して過渡時の燃料噴射量を算出する手段と、この燃料噴射量を吸気管に供給する装置と、排出ガス中の酸素濃度を検出するセンサと、この酸素濃度の検出値から算出した実際の空燃比にもとづいて過渡区間中でのリーン側ずれ分のピーク値とリッチ側ずれ分のピーク値との差の絶対値を高周波補正量のずれ分相当量として算出する手段と、前記酸素濃度の検出値から算出した実際の空燃比にもとづいて過渡区間中でのリーン側の総ずれ時間とリッチ側の総ずれ時間との差の絶対値を低周波壁流補正量のずれ分相当量として算出する手段と、この低周波壁流補正量のずれ分相当量にもとづいてこの低周波壁流補正量に対する学習値用の記憶装置に記憶されている学習値を、また前記高周波壁流補正量のずれ分相当量にもとづいてこの高周波壁流補正量に対する学習値用の記憶装置に記憶されている学習値をそれぞれ書き換える手段とを設けたことを特徴とするエンジンの燃料噴射制御装置。
IPC (4件):
F02D 41/04 330 ,  F02D 41/04 ,  F02D 41/14 310 ,  F02D 45/00 340

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