特許
J-GLOBAL ID:200903074904035865
気象レーダ装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (4件):
田澤 博昭
, 加藤 公延
, 田澤 英昭
, 濱田 初音
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-037832
公開番号(公開出願番号):特開2006-226713
出願日: 2005年02月15日
公開日(公表日): 2006年08月31日
要約:
【課題】 降雨量に関わらず、精度の高い降雨強度算出が可能な気象レーダ装置を得る。【解決手段】 Kdpデータ有無判定回路103は、1レンジ前の観測メッシュ(r-1)における、垂直および水平偏波の反射波の伝播位相差の微分値から得られた降雨強度データR(Kdp)(r-1)115が、観測可能な最低降雨強度以上の場合にはR(Kdp)(r-1)115を、最低降雨強度より小さい場合には、平均受信電力値により算出した降雨強度R(dBZ)(r-1)119をR(r-1)116として受信強度補正値算出回路105に供給し、受信強度補正値算出回路105は、R(r-1)116を用いて途中降雨減衰補正値を算出する。得られた途中降雨減衰補正値を用いて観測メッシュ(r)における平均受信電力値を補正し、受信強度データ降雨強度算出回路107は、補正した平均受信電力値を用いて降雨強度を算出する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
空中に垂直偏波および水平偏波の電波を送出し、気象目標からの反射波を受信する送受信部と、
上記送受信部から上記反射波の受信信号を取得し、平均受信電力値を観測ポイント単位で算出する平均受信電力算出部と、
上記送受信部から上記反射波の受信信号を取得し、上記垂直偏波および上記水平偏波の反射波の伝播位相差の微分値を上記観測ポイント単位で算出する伝播位相差算出部と、
上記平均受信電力値と上記伝播位相差の微分値に基づいて、上記観測ポイント毎の降雨強度を算出する降雨強度算出部を備え、
上記降雨強度算出部は、
上記伝播位相差の微分値を1単位距離分遅延させる第1の遅延処理部と、
上記平均受信電力値を1単位距離分遅延させる第2の遅延処理部と、
上記第1の遅延処理部によって1単位距離分遅延した伝播位相差の微分値を用いてKdp降雨強度を算出するKdp降雨強度算出部と、
上記Kdp降雨強度が、観測可能Kdp降雨強度の下限値以上と判定した場合には上記Kdp降雨強度を出力するKdp降雨強度有無判定部と、
上記Kdp降雨強度有無判定部からの出力値と、上記第2の遅延処理部によって1単位距離遅延された平均受信電力値を用いて、途中降雨減衰補正値を算出する受信強度補正値算出部と、
上記第2の遅延処理部によって遅延処理されていない上記平均受信電力値に、上記途中降雨減衰補正値を加算する加算部と、
上記加算部によって上記途中降雨減衰補正値を加算された平均受信電力値を用いてdBZ降雨強度を算出し、上記観測ポイント毎の降雨強度として出力する受信強度データ降雨強度算出部と、
上記受信強度データ降雨強度算出部によって算出されたdBZ降雨強度を1単位距離分遅延させ、上記Kdp降雨強度有無判定部に供給する第3の遅延処理部を備え、
上記Kdp降雨強度有無判定部は、上記Kdp降雨強度が上記観測可能Kdp降雨強度の下限値より小さい場合には、上記第3の遅延処理部から供給されたdBZ降雨強度を受信強度補正値算出部に出力することを特徴とする気象レーダ装置。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (9件):
5J070AC01
, 5J070AD15
, 5J070AE13
, 5J070AH14
, 5J070AH19
, 5J070AH33
, 5J070AH34
, 5J070AK04
, 5J070AK22
引用特許:
出願人引用 (1件)
-
気象レーダ装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平5-017769
出願人:日本無線株式会社
審査官引用 (7件)
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