特許
J-GLOBAL ID:200903075008145950

故紙を用いた再生パルプからなるマネキン成型体の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 安藤 順一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-191889
公開番号(公開出願番号):特開平8-033544
出願日: 1994年07月22日
公開日(公表日): 1996年02月06日
要約:
【要約】【目的】 そのまま破棄しても分解し速やかに風化し、焼却する場合には、極めて容易に燃焼して有害物質が発生しない地球に優しいマネキン成型体の製造法を提供する。【構成】 約10重量%の故紙11に対して水を約90重量%加えて攪拌して繊維状態に分解して故紙溶解液15を得る工程と、故紙溶解液15中に前記マネキン成型器5を浸けてマネキン成型器の流入口8より故紙溶解液15を吸い込んで再生パルプ15’をマネキン型枠内壁に吸着させる工程と、マネキン成型器5を故紙溶解液15中から引き上げ、減圧によりマネキン型枠内壁に付着した再生パルプ15’の水分を約10%脱水する工程と、マネキン型枠内壁に付着した再生パルプ15’の水分をさらに約20%脱水する強制乾燥工程と、マネキン成型器5から取り出して自然乾燥する工程とを経るマネキン成型体の製造法。
請求項(抜粋):
二つの型枠2a,2bを合体することにより内部にマネキン成型体1の形が形成されるマネキン型枠2であって該マネキン成型体1を成型する部分には無数の孔3が設けられていると共に、内壁全体には該孔3より小さい網目からなるメッシュ4が張られていて、開けた際に一方の型枠2aと他方の型枠2bとに分割され、閉じた際に内部にマネキン成型体1の形が二つの型枠2a,2bにより形成されるマネキン型枠2と、マネキン型枠2により形成されたマネキン成型体1の形の内部と外部とを連絡する成形材料の流入口8と、マネキン型枠2の外壁周囲に設けられた空間部6と外部とを連絡する該空間部6の減圧口7とを、それぞれ設けたマネキン成型器5を使用すると共に、約10重量%の故紙11に対して水を約90重量%加えて攪拌して繊維状態に分解して故紙溶解液15を得る工程と、該故紙溶解液15中に前記マネキン成型器5を浸け、その後、前記減圧口7より前記空間部内の空気を吸引して減圧し、前記流入口8よりマネキン成型器内部に形成されたマネキン成型体1の形の内部に故紙溶解液15を吸い込んで故紙溶解液15に含まれている再生パルプ15’をマネキン型枠内壁に吸着させる工程と、マネキン成型器5を故紙溶解液15中から引き上げ、再び前記減圧口7より前記空間部内の空気を吸引して空間部6を減圧し、マネキン型枠内壁に付着した再生パルプ15’の水分を約10%脱水する工程と、続いて、前記流入口8より熱風を吹き込み、マネキン型枠内壁に付着した再生パルプ15’の水分をさらに約20%脱水する強制乾燥工程と、マネキン成型体1をマネキン成型器5から取り出して自然乾燥する工程とを経ることを特徴とする故紙を用いた再生パルプからなるマネキン成型体の製造法。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭51-014437
  • 特開昭54-040100
  • 特開昭51-014437
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