特許

J-GLOBAL ID：200903075021655258

シートベルト用リトラクター

発明者： 日端 岩太
出願人/特許権者： 日本精工株式会社
代理人 (1件)： 萩野 平 (外3名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平6-049945
公開番号（公開出願番号）：特開平7-232617
出願日： 1994年02月24日
公開日（公表日）： 1995年09月05日
要約：

【要約】【目的】 構成部品の組付け精度を高めることなく、確実に緊急ロックリトラクターから自動ロックリトラクターに切り換えることができる安価なシートベルト用リトラクターを提供する。【構成】 ウェビングがリトラクターから所定量以上引き出されると、コントロールプレート22が矢印Y1 方向へ回転され、レバー23の係合突起23a が外側カム溝22a と内側カム溝22b を連通する切り欠き部22c に導入される。該切り欠き部22c はコントロールプレート22のウェビング引出し方向の回転に応じて前記係合突起23a を外側カム溝22a から内側カム溝22b へ導入する第1のカム面22f と、コントロールプレート22のウェビング巻取り方向の回転に応じて前記係合突起23a を内側カム溝22b から外側カム溝22a へ導入する第2のカム面22g とを備える。レバー23はコントロールプレート22の回動に応じたカム作用によって従動させられる。

請求項（抜粋）：

ウェビングを巻装するリトラクターの巻取り軸に取り付けられた爪車と、前記巻取り軸に追従して回転する慣性部材と、巻取り軸と共にウェビング引き出し方向に回転することにより爪部材を前記爪車に係合させて巻取り軸のウェビング引き出し方向の回転をロックするラッチ部材と、前記慣性部材が巻取り軸に対して回転遅れを生ずるとラッチ部材を巻取り軸に連結するロック手段とからなる緊急ロック機構を有するシートベルト用リトラクターであって、ウェビングの巻取り量に応じて係合部材を前記慣性部材に係合して慣性部材の回動を阻止し得る第1の位置と慣性部材に非係合な第2の位置とにそれぞれ位置させる制御手段が、前記ラッチ部材に揺動自在に支持された係合部材と、前記巻取り軸の回転に対応して回動される制御盤と、その係合部を該制御盤の案内部に係合させることにより前記係合部材を前記第1の位置又は前記第2の位置にもたらすべく前記制御盤の回動に応じて従動させられるレバー部材とを備えており、前記制御盤の案内部は、前記係合部材が前記第2の位置に保持されるように前記レバー部材を従動させる第1の案内部と、前記係合部材が前記第1の位置に保持されるように前記レバー部材を従動させる第2の案内部と、ウェビングが所定量以上引き出された後に前記レバー部材の係合部を第1の案内部から第2の案内部へ移動させる第1の連通部と、ウェビングが所定量巻き取られた際に前記係合部を第2の案内部から第1の案内部へのみ移動させるべく逆戻り防止用段部を形成された第2の連通部とを有し、前記第1の連通部が、前記制御盤のウェビング引出し方向の回転に応じて前記係合部を前記第2の案内部へ従動させる第1のカム面と、前記制御盤のウェビング巻取り方向の回転に応じて前記係合部を前記第2の案内部へ従動させる第2のカム面とを備えており、前記レバー部材を前記制御盤の回動に応じてのみ従動させるように構成されたシートベルト用リトラクター。