特許
J-GLOBAL ID:200903075029362454

燃料噴射装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-235902
公開番号(公開出願番号):特開平5-079422
出願日: 1991年09月17日
公開日(公表日): 1993年03月30日
要約:
【要約】【目的】 噴射終了時に良好な噴射切れを維持しながら、ニードルが着座するシリンダのシート部の衝撃荷重を低減する。【構成】 ノズルホルダー5において、ノズルニードル2がシート部33にシートする直前の位置に見合う位置に可動弁体7のみを係止する段付肩部55を設けることによって、三方電磁弁より高圧燃料が導入されたときに可動弁体7が段付肩部55に当接するまでは迅速に油圧ピストン4およびノズルニードル2をシート部33側に移動させ、可動弁体7が段付肩部55に当接した後はオリフィス73を通って制御室52内に導入される高圧燃料の圧力によって油圧ピストン4およびノズルニードル2をシート部33側に移動させて、ノズルニードル2がシート部33にシートする際の衝撃荷重を軽減する。
請求項(抜粋):
(a)一端部に蓄圧した高圧燃料を噴射する噴射孔およびこの噴射孔に連なるシート部を有し、内部に高圧燃料が導入される制御室を有するシリンダと、(b)このシリンダの他端部に連結され、前記制御室内に連通する連通路を介して前記制御室内への高圧燃料の導入と排出とを切り替える給排切替手段と、(c)前記シリンダの一端部内に移動可能に配され、前記シート部に着座することにより前記噴射孔を閉じるニードルと、(d)一端部が前記ニードルに連結され、他端部が前記制御室に臨むように前記シリンダ内に摺動可能に配され、前記制御室内に高圧燃料が導入されると前記ニードル側に変位して前記ニードルを前記シート部側に駆動するピストンと、(e)一端部が前記制御室に臨み、他端部が前記連通路に臨むように前記シリンダ内に移動可能に配され、前記給排切替手段より高圧燃料が導入されると前記ピストン側に移動して前記ピストンを前記ニードル側に駆動する可動弁体とを備え、前記シリンダは、前記ニードルが前記シート部に着座する直前の位置に見合う位置まで前記可動弁体が移動した際に前記可動弁体のみを係止する係止部を有し、前記可動弁体は、前記係止部に係止した際に前記可動弁体と前記シリンダとの間を遮断するシール部を有し、且つ内部に前記連通路から前記制御室内への高圧燃料の導入量を制限する絞り部を有することを特徴とする燃料噴射装置。

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