特許
J-GLOBAL ID:200903075033857026

表面形状の計測描画装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高橋 祥泰
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-253912
公開番号(公開出願番号):特開平10-115513
出願日: 1996年09月03日
公開日(公表日): 1998年05月06日
要約:
【要約】【課題】 被検対象物の表面の模様と外形線を一体として,任意の視線角度から高速に描画することのできる計測描画装置の提供。【解決手段】 回転テーブル11と,スリット光31の光源12と,被検対象物の光切断線の位置を計測する検知面を有する切断線読み取り手段20と,被検対象物の映像を撮影する映像撮影手段25と,グラフィック表示手段45と,制御手段40とを有する。制御手段は,切断線読み取り手段20の検知面における光切断線の位置データ(xi,yi,φj)及び映像撮影手段の映像データI(φj)を受信し,光切断線の位置データを被検対象物の表面の三次元位置座標データ(xi’,yi’,zi’,φj)を算出すると共に近似曲線f(φj)を生成し,これによる外形線に対して映像データI(α)を重ね合わせる。更に、作画修正機能を備えることが好ましい。
請求項(抜粋):
表面に模様等を有する被検対象物を保持して回転可能な回転テーブルと,上記回転テーブルに保持された被検対象物に対して上記回転テーブルの回転軸に平行方向に伸びるスリット状の光を照射する光源と,上記スリット光の光源に対して所定の間隔を有し且つ上記スリット光の進行方向に対して所定の角度θだけ傾いた検知面を有し該検知面における被検対象物で反射される光切断線のスリット光の長手方向yに対する間欠的な位置座標yi毎にスリット光の長手方向に垂直なx方向の位置xiを計測する切断線読み取り手段と,上記被検対象物の映像を一定の位置から撮影する映像撮影手段と,画像を出力するグラフィック表示手段と,上記回転テーブルを操作し上記切断線読み取り手段及び映像撮影手段の信号を受信する制御手段とを有する表面形状の計測描画装置であって,上記制御手段は,上記回転テーブルを一定の間隔で順次回転させ,その回転角度φjに対応する上記切断線読み取り手段の検知面における光切断線の間欠的な位置データ(xi,yi,φj)及び映像撮影手段の映像データI(φj)を受信し,上記光切断線の位置データ(xi,yi,φj)を三角測量の原理に基づいて被検対象物の表面の三次元位置座標データ(xi’,yi’,zi’,φj)を算出すると共に間欠的な上記三次元点データ(xi’,yi’,zi’,φj)から連続した近似曲線f(φj)を生成可能であり,グラフィック表示手段に対して,回転テーブルの回転軸を通る法線角度αの任意の断面Aを指定しその断面Aの両端の上記連続曲線f(α-π/2),f(α+π/2)に基づいて被検対象物の外形線を描画させると共に上記外形線に対して上記断面Aに垂直方向からの映像データI(α)を重ね合わせて被検対象物の表面形状と模様とを描画させることを特徴とする計測描画装置。

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