特許
J-GLOBAL ID:200903075045542659

多電極型弾性表面波フィルタ及び共振器型弾性表面波フィルタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柿本 恭成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-120724
公開番号(公開出願番号):特開平11-312944
出願日: 1998年04月30日
公開日(公表日): 1999年11月09日
要約:
【要約】【課題】 SAW(弾性表面波)フィルタにおける通過帯域の特性を維持しつつ、高域減衰量を増加させ、SAWフィルタの利用範囲を広げる。【解決手段】 圧電基板81上に形成された入力端子84は、意図的に広げられた面積を有し、該入力端子84に並列のキャパシタ80-1を接続したのと等価になっている。圧電基板81上に形成された出力端子85は、意図的に広げられた面積を有し、該出力端子85に並列のキャパシタ80-2を接続したのと等価になっている。これらのキャパシタ80-1,80-2のインピーダンスは、入力端子84に入力された信号の周波数が高ければ高いほど低くなり、SAWフィルタ80に入出力する電気信号のエネルギーが低くなる。そのため、SAWフィルタ80の高域減衰量が増加する。
請求項(抜粋):
圧電基板に形成され、高周波入力信号を導入する入力端子と、前記圧電基板に形成されたすだれ状電極で構成され、前記入力端子から入力された高周波入力信号を弾性表面波に変換する入力用トランスデューサと、前記圧電基板に前記入力用トランスデューサ及び前記入力端子とは独立して形成されたすだれ状電極で構成され、該圧電基板を伝搬した前記弾性表面波を電気信号に変換する出力用トランスデューサと、前記圧電基板に形成され、前記出力用トランスデューサで変換された電気信号を外部へ出力信号として出力する出力端子とを備え、前記高周波入力信号をろ波し、所定の通過帯域の周波数の前記出力信号を出力する多電極型弾性表面波フィルタにおいて、前記入力端子、前記出力端子、或いは該入力端子及び出力端子の両方は、前記高周波入力信号及び出力信号間の伝送特性のうちの挿入損失特性の通過帯域よりも高域の減衰量を増加させる静電容量値を持つように、ボンディングパッドの表面積を広くして形成したことを特徴とする多電極型弾性表面波フィルタ。
IPC (3件):
H03H 9/145 ,  H03H 9/25 ,  H03H 9/64
FI (3件):
H03H 9/145 D ,  H03H 9/25 Z ,  H03H 9/64 Z

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