特許
J-GLOBAL ID:200903075090356351

電流モード制御装置のスロープ補償回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 五十嵐 清
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-212430
公開番号(公開出願番号):特開平11-041924
出願日: 1997年07月23日
公開日(公表日): 1999年02月12日
要約:
【要約】【課題】 50%以上のデューディでスイッチ素子をスイッチング制御するときにも低周波発振の発生を抑制する。【解決手段】 電流センス回路16の抵抗体8にコンデンサCslを直列に接続し、このコンデンサCslに並列に抵抗体23を接続する。スイッチ素子2のオン期間、時間の経過と共に一次直線の傾きをもって増加するスイッチ素子2の通電電流を電流センス回路16が検出し、該検出された電流を、抵抗体8とコンデンサCslによる積分回路は積分して二次曲線カーブの傾きをもつ電圧に変換してダイオードD1から出力される電圧に重畳する。電流センス回路16は二次曲線カーブの傾きをもつ電圧をスイッチング制御回路10に加える。電流センス回路16からスイッチング制御回路10への電圧のスイッチオフ直前の傾きは非常に大きく、この傾きの大きさに起因して低周波発振を完璧に抑制できる。
請求項(抜粋):
オン・オフのスイッチング動作によって出力電圧を供給するスイッチ素子と、上記出力電圧を検出出力する出力電圧検出回路と、スイッチ素子のスイッチオン期間にスイッチ素子の通電電流を電圧に変換して検出出力する電流センス回路と、上記出力電圧検出回路の出力電圧と電流センス回路の出力電圧とに基づき上記出力電圧を安定化すべく電流モード制御によってスイッチ素子のスイッチング制御を行うスイッチング制御回路とを有する電流モード制御装置に備えるスロープ補償回路において、スイッチ素子のスイッチオン期間に時間の経過と共に一次関数の直線の傾きをもって増加するスイッチ素子の通電電流を1回以上積分して時間の経過と共に二次以上の曲線カーブでもって増加する電圧に変換し該電圧を出力する積分回路が設けられ、この積分回路の出力電圧を上記電流センス回路の出力電圧に重畳し、時間の経過と共に二次以上の曲線カーブでもって増加する電圧をスイッチング制御回路に加える構成としたことを特徴とする電流モード制御装置のスロープ補償回路。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特表平3-503713

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