特許
J-GLOBAL ID:200903075132309227

多段階高ダイナミック・レンジ可変利得増幅器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山川 政樹
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-591721
公開番号(公開出願番号):特表2003-517747
出願日: 1999年10月27日
公開日(公表日): 2003年05月27日
要約:
【要約】複数の可変利得段からなる可変利得増幅器において、各段の利得が制御電圧と各種基準電圧の比較によって制御される。好ましい実施形態においては、その基準電圧が、電源電圧が印加される抵抗の直列接続を使用して生成される。これらの相対的な比較は、各可変利得増幅器段の利得を決定する電流の比を制御する。電流の比における変化のスタガを行うことによって、絶対温度に比例する電流ソースの使用を必要とすることなく、ボルトを単位として表した制御電圧に対してdBで表した利得が滑らかになる、制御電圧に伴う全体的な利得変化を達成することができる。好ましい実施形態においては、制御電圧の関数とする個別の利得状態の制御のシーケンスが、総合利得の各セッティングにおいて、ノイズ、信号処理能力、およびひずみに関して最良のパフォーマンスが得られるように選択される。このことは、制御電圧の減少を変量とする関数として(あるいは総合VGA利得の最大利得からの減少を変量とする関数として)、まず最後の増幅器VGA2がより低い利得値に制御され、それに続いて中間の増幅器VGA3がより低い利得値に制御され、その後、入力増幅器VGA1がより低い利得値に制御され、さらにその後、最後の増幅器VGA2がさらに低い利得値に制御されることを意味している。
請求項(抜粋):
可変利得増幅器であって: それぞれが入力および出力を有する、カスケード接続された複数の増幅器段を含み、そのカスケード接続された増幅器段の初段の入力は、本可変利得増幅器に対する入力を構成し、前記カスケード接続された増幅器段の最終段の出力は、本可変利得増幅器の出力を構成し、各増幅器段が: 第1、第2および第3の増幅器エレメントであって、各増幅器エレメントは、それぞれに供給される第1、第2および第3のテール電流に依存する利得を有し、前記第1および第2の増幅器エレメントはカスケード接続され、かつ前記第2の増幅器エレメントの出力から前記第1の増幅器エレメントの入力への負フィードバックを含み、前記第1の増幅器エレメントの出力は、前記第3の増幅器エレメントの入力に結合され、前記第3の増幅器エレメントの出力は、この増幅器段の出力を構成する第1、第2および第3の増幅器エレメント; 複数の基準電圧を生成する基準生成回路; 各増幅器段の各増幅器エレメント用のテール電流生成回路であって、各テール電流生成回路は、それぞれの増幅器エレメント用の第2および第3のテール電流を、利得制御電圧と前記基準電圧の比較に応じた比において生成するテール電流生成回路;および、 各増幅器段用のループ利得制御回路であって、それぞれのループ利得制御回路は、それぞれの増幅器エレメント用の第1のテール電流を生成して、第1および第2の増幅器エレメントの利得の積をほぼ一定に維持するループ利得制御回路;を有することを特徴とする可変利得増幅器。
Fターム (11件):
5J100AA01 ,  5J100AA16 ,  5J100AA18 ,  5J100BA05 ,  5J100BB01 ,  5J100BB07 ,  5J100BC03 ,  5J100CA01 ,  5J100CA05 ,  5J100CA18 ,  5J100CA21

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