特許
J-GLOBAL ID:200903075151456141

スパイラル動作におけるマルチライン検出器コンピュータ断層撮影装置に対する画像再構成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-091252
公開番号(公開出願番号):特開平10-028684
出願日: 1997年04月10日
公開日(公表日): 1998年02月03日
要約:
【要約】【課題】 スパイラル動作におけるマルチライン検出器コンピュータ断層撮影装置の画像再構成方法を、他の不利な点がつきまとう部分回転再構成に逃避することなく、Wangのアルゴリズムのピッチ制限を克服し、さらにz方向分解能を高めるために、僅少な補間範囲を有するz方向の補間を可能するように形成することである。【解決手段】 上記課題は、測定された直接ビームファンp(n,m,q,c=1)から補足的なファンp(n,m,q,c=-1)を形成し、次いで、直接ビームファンも補足的なビームファンも取り入れて畳み込み演算されたファンのバックプロジェクションを形成することによって、任意のピッチ(全回転走行毎の、スライス幅に関するz軸方向の前送り)に対して、スパイラル動作におけるマルチライン検出器コンピュータ断層撮影装置の画像を再構成する、補足的補間を有する新しい画像再構成方法によって解決される。
請求項(抜粋):
測定された直接ビームファンp(n,m,q,c=1)から補足的なファンp(n,m,q,c=-1)を形成し、次いで、直接ビームファンも補足的なビームファンも取り入れて畳み込み演算されたファンのバックプロジェクションを形成することによって、任意のピッチ(全回転走行毎の、スライス幅に関するz軸方向の前送り)に対して、スパイラル動作におけるマルチライン検出器コンピュータ断層撮影装置の画像を再構成するための方法において、詳しくは以下のように行われる、すなわち、まず、各プロジェクション角度0≦α<SB>n0</SB><2π毎に、【数1】【外1】次いで、それぞれ整数のn及びmを有する隣接するビームの間で補間し、最後に全ての補足的ビームをいわゆる補足的ファン(同じαを有するが、異なるβ、qを有する前記補足的ビームの統合)に整理し直し、さらに、直接プロジェクションにおけるz軸上の焦点位置及び補足的プロジェクションにおける仮の焦点のz軸上の位置、ならびにz軸に垂直な面に対するビームの傾角τを求め、その後で、直接ファン及び補足的ファンの重み付けと畳み込み演算を行い、さらに、再構成容積の各ボクセルに対して、まず最初に、インデックス【数2】によって特徴づけられる、ファンの中における位置を求め、【外2】この場合、それぞれ固定されたmに対して前記問題のボクセルとのz軸方向の間隔が最小であるビームが常に使用されるように、このプロジェクション角度における前記問題の各ボクセルへのバックプロジェクション成分を求めるために使用される畳み込み演算されるプロジェクションエレメントを選択し、公知のアルゴリズムとは異なって、直接プロジェクションも補足的プロジェクションもバックプロジェクションのために使用され、畳み込み演算されたプロジェクションの、このように見い出されたエレメントの間で補間を行うことによって、最終的にバックプロジェクション成分を計算する、スパイラル動作におけるマルチライン検出器コンピュータ断層撮影装置の画像を再構成するための方法。
IPC (3件):
A61B 6/03 321 ,  A61B 6/03 350 ,  A61B 5/055
FI (3件):
A61B 6/03 321 N ,  A61B 6/03 350 U ,  A61B 5/05 376

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