特許
J-GLOBAL ID:200903075154083648

タンタル、ニオブ等の採取精製に用いる原料溶液の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田中 大輔
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-134972
公開番号(公開出願番号):特開2002-327221
出願日: 2001年05月02日
公開日(公表日): 2002年11月15日
要約:
【要約】【課題】アンチモンの除去工程を特に設けることなく、通常のアルカリ疎解プロセスでアンチモン除去処理の可能なタンタル、ニオブ等の採取精製に用いる原料溶液の製造方法を提供する。【解決手段】鉄等の異種金属を含有し、アンチモンを不純物として含むフェロタンタル等の複合原料を用い、これをアルカリ疎解処理し、疎解残渣中に前記異種金属を金属状態と水酸化化合物との状態で共存含有する疎解残渣とを得て、これに鉱酸を添加し、化合物状態の異種金属のみを溶解し、濾別分離することで金属状態の異種金属を含有した調整疎解残渣を採取し、これをフッ素処理工程でフッ化水素酸系溶液を用いて処理しフッ素抽出液とフッ素処理残渣とを得ると同時に、フッ素抽出液中に溶出したアンチモンをフッ素処理残渣中に金属状態で残留している前記異種金属上に置換析出させ、アンチモンの置換析出した当該異種金属を残渣として分離除去することでアンチモンの除去処理を行ってタンタル、ニオブ等の採取精製に用いる原料溶液の製造を行うのである。
請求項(抜粋):
タンタル又はニオブ若しくはこの双方と、標準酸化還元電位が-2V〜0Vであり、且つ、アルカリ溶液と反応し水酸化化合物を形成できる異種金属とが共存し、アンチモンを不純物として含む複合原料を用い、アルカリ疎解処理工程で、当該複合原料をアルカリ溶液で処理して疎解液と前記異種金属を金属状態及び水酸化化合物状態で共存含有する疎解残渣とを得て、ここで鉱酸を用いて、所定のpHに調整することで疎解残渣中に残留している化合物状態の異種金属を溶解除去し、濾別分離することで金属状態の異種金属を含有した調整疎解残渣を採取するものであり、フッ素処理工程で、当該調整疎解残渣をフッ化水素酸系溶液を用いて処理しニオブ、タンタル等の溶出したフッ素抽出液とフッ素処理残渣とを得ると同時に、フッ素抽出液中に溶出しているアンチモンをフッ素処理残渣中に金属状態で残留している前記異種金属上に置換析出させ、アンチモンの置換析出した当該異種金属を残渣として分離除去することでアンチモンの除去処理を行って得られるタンタル、ニオブ等の採取精製に用いる原料溶液の製造方法。
IPC (5件):
C22B 34/20 ZAB ,  C01G 33/00 ,  C01G 35/00 ,  C22B 3/46 ,  C22B 7/00
FI (5件):
C22B 34/20 ZAB ,  C01G 33/00 A ,  C01G 35/00 D ,  C22B 7/00 G ,  C22B 3/00 U
Fターム (8件):
4G048AA02 ,  4G048AB02 ,  4G048AC08 ,  4K001AA18 ,  4K001AA25 ,  4K001BA22 ,  4K001CA08 ,  4K001DB18

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