特許
J-GLOBAL ID:200903075156517181

硬質被覆層が高速切削加工ですぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆サーメット製切削スローアウエイチップ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 富田 和夫 ,  鴨井 久太郎 ,  影山 秀一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-070234
公開番号(公開出願番号):特開2007-245268
出願日: 2006年03月15日
公開日(公表日): 2007年09月27日
要約:
【課題】高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する被覆切削チップを提供する。【解決手段】チップ基体の表面に、下部層としてTi化合物層、上部層としてα型Al2O3層、の硬質被覆層を蒸着形成してなる被覆切削チップにおいて、前記上部層のα型Al2O3層の全面に、窒化チタン層からなる研磨材層を、0.5〜5μmの平均層厚で蒸着形成した状態で、ウエットブラストにて、噴射研磨材としてAl2O3微粒を配合した研磨液を噴射し、前記上部層のα型Al2O3層の表面を研磨して、その表面粗さをRa:0.2μm以下とし、かつ前記研磨面に硬質被覆層残留応力低減模様をレーザービーム照射形成してなる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成されたサーメット基体の切刃稜線部を含むすくい面および逃げ面の全面に、 (1)下部層として、炭化チタン層、窒化チタン層、炭窒化チタン層、炭酸化チタン層、および炭窒酸化チタン層のうちの1層または2層以上からなり、かつ3〜20μmの全体平均層厚を有するTi化合物層、 (2)上部層として、1〜15μmの平均層厚を有し、かつ化学蒸着した状態でα型の結晶構造を有する酸化アルミニウム層、 以上(1)および(2)で構成された硬質被覆層を蒸着形成してなる、表面被覆サーメット製切削スローアウエイチップにおいて、 (a-1)上記硬質被覆層の上部層である酸化アルミニウム層の全面に、0.5〜5μmの平均層厚を有する窒化チタン層で構成された研磨材層を蒸着形成した状態で、 (a-2)ウエットブラストにて、噴射研磨材として、水との合量に占める割合で15〜60質量%の酸化アルミニウム微粒を配合した研磨液を噴射し、 上記の研磨材層のウエットブラストによる粉砕化窒化チタン微粒と、噴射研磨材としての酸化アルミニウム微粒の共存下で、上記硬質被覆層の上部層を構成する酸化アルミニウム層の少なくとも切刃稜線部を含むすくい面部分および逃げ面部分を研磨して、これら研磨面の表面粗さを準拠規格JIS・B0601-1994に基いた測定で、Ra:0.2μm以下とし、 (b)さらに、上記研磨面のすくい面および逃げ面のいずれか、またはこれら両面の全面に亘って、単一基本形状マークおよび前記単一基本形状マークの集合マークのいずれか、または両方が分散分布してなると共に、前記単一基本形状マークを、上記硬質被覆層の構成層のうちのいずれかの層が露出した掘下げ面とした硬質被覆層残留応力低減模様をレーザービーム照射形成したこと、 を特徴とする、硬質被覆層が高速切削加工ですぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆サーメット製切削スローアウエイチップ。
IPC (3件):
B23B 27/14 ,  B24C 1/02 ,  C23C 16/30
FI (3件):
B23B27/14 A ,  B24C1/02 ,  C23C16/30
Fターム (25件):
3C046BB05 ,  3C046FF03 ,  3C046FF05 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13 ,  3C046FF16 ,  3C046FF22 ,  3C046FF25 ,  4K030AA01 ,  4K030AA03 ,  4K030AA10 ,  4K030AA14 ,  4K030AA17 ,  4K030AA18 ,  4K030BA18 ,  4K030BA36 ,  4K030BA38 ,  4K030BA41 ,  4K030BA43 ,  4K030BB12 ,  4K030CA03 ,  4K030DA08 ,  4K030FA10 ,  4K030JA01 ,  4K030LA22
引用特許:
出願人引用 (3件)

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