特許
J-GLOBAL ID:200903075172560470

プーリユニット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菅原 正倫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-094979
公開番号(公開出願番号):特開2007-270883
出願日: 2006年03月30日
公開日(公表日): 2007年10月18日
要約:
【課題】高速回転領域における動力伝達効率を調整することにより、耐久性を低下させるような異常な高速回転状態の発生を防止するプーリユニットの提供。【解決手段】オルタネータプーリ2の回転数が設定値を超えたとき、回転調整機構4のウェイト6に作用する遠心力が大きくなり、ウェイト6は圧縮コイルばね6aの付勢力に抗してラジアル方向外側へ移動する。スライド部材7は引張コイルばね7dの付勢力によってアキシャル方向の壁部3d側に追従移動する。スライド部材7が壁部3d側に移動するにつれて、固定伝動板9Aと可動伝動板9Bとの隙間Sは最大隙間S2に増大する。固定伝動板9Aと可動伝動板9Bとの隙間S2の増大に伴って、その隙間S2を満たす粘性流体Vでは、伝動板9A,9B間に作用する押し付け力を横切る方向のせん断応力が小さくなり、回転調整機構4によるオルタネータプーリ2からオルタネータ軸3への動力伝達効率が低下する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
ベルトが巻掛けられるプーリと、そのプーリと同芯状に配置され一体回転可能な回転軸とのうち一方を原動体、他方を従動体として、それら原動体と従動体との間に回転調整機構が介装されたプーリユニットであって、 前記回転調整機構は、前記原動体と従動体との間に形成され粘性流体が封入された環状室内に配設されるとともに、 前記原動体の回転数に応じ前記従動体側においてアキシャル方向に沿って移動可能なスライド部材と、 アキシャル方向において相互の間に所定の隙間を形成するように対向する形態で、前記原動体側及び従動体側に交互に振り分けて接続され、かつ前記スライド部材の移動に基づいて前記隙間のうちの少なくともいずれかが調整可能に形成された複数の伝動板とを備え、 前記原動体の回転数が所定値を超えると前記スライド部材がアキシャル方向に移動して前記伝動板の相互間の隙間を増大させることにより、前記回転調整機構による前記原動体から従動体への動力伝達効率を低下させることを特徴とするプーリユニット。
IPC (2件):
F16H 55/36 ,  F16D 43/18
FI (2件):
F16H55/36 H ,  F16D43/18
Fターム (13件):
3J031AA03 ,  3J031AC10 ,  3J031BA09 ,  3J031BA19 ,  3J031CA03 ,  3J068AA02 ,  3J068AA05 ,  3J068BA13 ,  3J068BB06 ,  3J068CA08 ,  3J068CB07 ,  3J068GA07 ,  3J068GA14
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (2件)
  • 特開平2-168062
  • 特開平2-168062

前のページに戻る