特許
J-GLOBAL ID:200903075176414800

スペクトラム拡散通信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 亀井 弘勝 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-223610
公開番号(公開出願番号):特開平8-088587
出願日: 1994年09月19日
公開日(公表日): 1996年04月02日
要約:
【要約】【目的】長い符号長のPN符号を採用しつつ、より短時間で同期捕捉が可能なスペクトラム拡散通信装置を実現する。【構成】符号速度が互いに異なり、かつ相互の周期が整数倍の関係にあり一方の符号が他方の符号1チップに収容される複数個のPN符号(PN1 ,PN2 )を発生し、情報信号源から与えられた情報信号と、前記PN1 ,PN2 とを順次乗算し、スペクトラム拡散信号を生成する。【効果】PN1 ,PN2 は、互いに同期が確立されていると見ることができる。したがって、受信装置が符号速度の速いPN2 から順に逆拡散を行えば、PN2 符号との同期がとれると、その次に符号PN1 との同期をとるのに要する時間が削減されるので、結果として全体の同期捕捉時間が短くなる。
請求項(抜粋):
スペクトラム拡散通信装置であって、送信装置及び受信装置を備え、前記送信装置は、符号速度が互いに異なり、かつ相互の周期が整数倍の関係にあり一方の符号が他方の符号1チップに収容される複数個のPN(疑似雑音)符号を発生する複数個のPN符号発生器と、情報信号源から与えられた情報信号又は前記1つのPN符号を一方の入力とし、前記他のPN符号を他方の入力として乗算する乗算器とを有し、前記乗算器の出力を搬送波発生器の出力と組み合わせてスペクトラム拡散信号を生成するものであり、前記受信装置は、スペクトラム拡散信号を情報信号とPN信号との積の形に復調する復調器と、送信装置の複数個のPN符号発生器が発生するPN符号と同じPN符号を発生する複数個のPN符号発生器と、複数個のPN符号発生器が発生する複数個のPN符号のうち符号速度の速いPN符号から順に逆拡散を行う複数個の逆拡散回路とを有することを特徴とするスペクトラム拡散通信装置。

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