特許
J-GLOBAL ID:200903075209791728

エチレン系共重合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 曉司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-333234
公開番号(公開出願番号):特開平7-188336
出願日: 1993年12月27日
公開日(公表日): 1995年07月25日
要約:
【要約】【構成】 〔A〕特定の式で表されるメタロセン化合物、〔B〕粘土、粘土鉱物またはイオン交換性層状化合物及び〔C〕有機アルミニウム化合物とを接触して得られる生成物と必要に応じて〔D〕有機アルミニウムからなる触媒の存在下、エチレンと炭素数4以上で20以下のα-オレフィンとを共重合し、190°CにおけるMI,FR及びMT並びに密度及びMw/Mnが各々特定の範囲を満たすことを特徴とするエチレン系共重合体の製造方法。【効果】 本発明によれば、溶融張力に優れ、且つ組成分布が狭いエチレン系共重合体を経済的に有利に製造できる。
請求項(抜粋):
〔A〕下記一般式〔1〕もしくは〔2〕で表される1種以上のメタロセン化合物【化1】 (C5 R1 5 )p (C5 R1 5 )q MR2 r 〔1〕または【化2】 〔(C5 R1 5)p (C5 R1 5)q MR2 r R3 s x+uR4 y-〔2〕(但し、〔1〕,〔2〕式中、各(C5 R1 5 )は同一でも異なっていてもよいシクロペンタジエニル基または置換基を有するシクロペンタジエニル基であり、各R1 は同一または異なっていてもよい水素、ハロゲン、珪素含有基、ハロゲン置換基を有してもよい炭素数が1ないし20の炭化水素基、アルコキシ基またはアリールオキシ基であり、2個のR1 がシクロペンタジエニル環の隣接する2個の炭素原子に存在する場合には互いに結合してC4 〜C6 環を形成してもよく、R2 は同一または異なっていてもよい水素、ハロゲン、珪素含有基、ハロゲン置換基を有していてもよい炭素数が1ないし20の炭化水素基、アルコキシ基、アリールオキシ基、SOl R5 基、NR6 m 基またはPOn R7 3 基であり、ここでR5 ,R6 ,R7 は水素、ハロゲン、珪素含有基またはハロゲン置換基を有していてもよい炭素数が1ないし20の炭化水素基であり、lは0,1,2または3であり、mは0,1,2または3であり、nは0,1,2または3であり、また、p,q,r,s,t,u,x,yは次式を満す整数である。【数1】p≧1,q≧0,r≧0,s≧0,u≧1式〔1〕の場合はp+q+r=t、式〔2〕の場合はp+q+r=t-x、x=u×yであり、tは金属Mの価数である。Mは長周期表の第4,5,6族の金属であり、R3 はMに配位する中性の配位子であり、R4 y-は上記金属カチオンを安定化させることのできる対アニオンを示す)〔B〕粘土、粘土鉱物またはイオン交換性層状化合物及び〔C〕有機アルミニウム化合物とを接触して得られる生成物と、必要に応じて〔D〕有機アルミニウム化合物からなる触媒の存在下、エチレンと炭素数が4以上で20以下のα-オレフィンとを共重合し、a)190°Cにおける2.16kg荷重のメルトインデックス(MI)が0.001g/10分ないし100g/10分の範囲にあり、b)密度が0.86〜0.97g/cm3 の範囲にあり、c)190°Cにおける10.2kgおよび1.02kg荷重の条件における流出量比(FR)が13ないし50の範囲にあり、d)190°Cにおける溶融張力(MT)とMIの関係がlogMT>-0.46logMI+0.5の関係を満たし、e)GPCで測定したMw/Mnが2ないし5の範囲の関係を満すエチレン系共重合体を得ることを特徴とするエチレン系共重合体の製造方法。
IPC (2件):
C08F 10/02 MJF ,  C08F 4/64 MFG
引用特許:
審査官引用 (2件)

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