特許
J-GLOBAL ID:200903075278460830

締め切り工法および締め切り工法用の鋼製構造体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加川 征彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-345136
公開番号(公開出願番号):特開平9-158192
出願日: 1995年12月07日
公開日(公表日): 1997年06月17日
要約:
【要約】【課題】 鋼矢板を用いることなく,かつ施工性の良好な締め切り工法を提供する。【解決手段】 橋脚11に隣接させた台船上で円弧状の複数のコルゲートシートを円周方向に接続して,まず1段のみのコルゲートパイプ18aを構成し,揚重機でこのコルゲートパイプ18aを吊り上げた状態で,次の1段のコルゲートパイプ18bを構成し,次いで両者18a,18bを接続し,これを繰り返して例えば6段からなる内側コルゲートパイプ18を構成する。内側コルゲートパイプ18の最下段部18fの外周を囲むように1段の外側コルゲートパイプ20を構成し,連結部材21により両者18,20を連結して,部分的二重筒構造体22を構成する。この台船上の部分的二重筒構造体22を下降させ基礎13上に設置し,次いで内側コルゲートパイプ18と外側コルゲートパイプ20との間に水中コンクリート24を打設する。コンクリート硬化後,内側コルゲートパイプ18内の水抜きを行う。
請求項(抜粋):
円弧状の複数のコルゲートシートを水平の円周方向および垂直方向に接続して複数段からなる内側コルゲートパイプを構成する工程と,前記内側コルゲートパイプのコルゲートシートより曲率の大きな円弧状の複数のコルゲートシートを,前記内側コルゲートパイプの最下段部の外周を囲むように円周方向に接続して1段の外側コルゲートパイプを構成するとともに,この外側コルゲートパイプと前記内側コルゲートパイプの最下段部とを連結部材により連結して,部分的二重筒構造体を構成する工程と,前記部分的二重筒構造体を下降させ水底に設置する工程と,次いで,前記部分的二重筒構造体の内側コルゲートパイプと外側コルゲートパイプとの間に水中コンクリートを打設する工程と,コンクリート硬化後,内側コルゲートパイプ内の水抜きを行う工程とからなることを特徴とする締め切り工法。

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