特許
J-GLOBAL ID:200903075288457846

関節炎の関節を治療するためのグリコサミノグリカンとヒアルロニダーゼ阻害剤を含んで成る組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-506637
公開番号(公開出願番号):特表2005-521629
出願日: 2002年06月20日
公開日(公表日): 2005年07月21日
要約:
本発明の好適な態様は関節炎治療用組成物および方法に向けたものであり、これは1種以上のグリコサミノグリカンを1種以上のヒアルロニダーゼ阻害剤との組み合わせで含んで成る。より好適な態様において、本発明は、1種以上のグリコサミノグリカン(これには少なくともヒアルロン酸が含まれるであろう)を1種以上のヒアルロニダーゼ阻害剤(これは硫酸ヘパラン、硫酸デキストランおよび硫酸キシロースから成る群から選択される)との組み合わせで含んで成る関節炎治療用組成物および方法に向けたものである。更により好適な態様において、本発明は、リポソームの中に一緒に包み込まれているヒアルロン酸とヒアルロニダーゼ阻害剤を含んで成る関節炎治療用組成物および方法に関する。本組成物に含めるヒアルロン酸は関節に粘度補充特性を与えるであろう。前記ヒアルロニダーゼ阻害剤の機能は防腐剤として働くこととヒアルロン酸が関節の中であまりにも早期に劣化しないように保護する働きであろう。本組成物をこれがリポソームに包み込まれた状態で搬送すると、それはヒアルロン酸およびヒアルロニダーゼ阻害剤をゆっくり放出するデポットとして働くであろう。従って、本発明は、高分子量のHAを関節に安定かつ長期に渡って搬送する手段を提供するものである。ヒアルロン酸をヒアルロニダーゼ阻害剤と一緒にリポソームの中に一緒に包み込んだ時の治療効果は、ヒアルロン酸を単に注入した場合に比べて大きいであろう。好適な治療方法は、ヒアルロン酸とヒアルロニダーゼ阻害剤の混合物を場合によりリポソームの中に包み込んで関節内注入することによる方法であろう。このような治療はHAを単独で用いることを基にした現在利用されている治療よりも有効である。
請求項(抜粋):
関節炎の関節の治療で用いるに有用な医薬組成物であって、少なくとも1種のグリコサミノグリカン(GAG)と少なくとも1種の酵素阻害剤を受け入れられる投薬量で含んで成る医薬組成物。
IPC (9件):
A61K31/726 ,  A61K9/127 ,  A61K31/727 ,  A61K31/728 ,  A61K31/737 ,  A61K45/00 ,  A61K47/24 ,  A61P19/02 ,  A61P43/00
FI (10件):
A61K31/726 ,  A61K9/127 ,  A61K31/727 ,  A61K31/728 ,  A61K31/737 ,  A61K45/00 ,  A61K47/24 ,  A61P19/02 ,  A61P43/00 111 ,  A61P43/00 121
Fターム (31件):
4C076AA19 ,  4C076CC03 ,  4C076CC04 ,  4C076DD63 ,  4C076FF68 ,  4C084AA19 ,  4C084MA02 ,  4C084MA24 ,  4C084NA05 ,  4C084NA13 ,  4C084NA14 ,  4C084ZA961 ,  4C084ZC022 ,  4C084ZC202 ,  4C084ZC751 ,  4C086AA01 ,  4C086AA02 ,  4C086EA24 ,  4C086EA25 ,  4C086EA26 ,  4C086EA27 ,  4C086MA02 ,  4C086MA04 ,  4C086MA24 ,  4C086NA05 ,  4C086NA13 ,  4C086NA14 ,  4C086ZA96 ,  4C086ZC02 ,  4C086ZC20 ,  4C086ZC75
引用特許:
出願人引用 (17件)
  • EP 0239335
  • 米国特許第4755506号
  • WO0103669
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