特許
J-GLOBAL ID:200903075292995470

トコール含有混合物からのトコトリエノールの分離方法及びその組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-529328
公開番号(公開出願番号):特表2002-501916
出願日: 1999年01月26日
公開日(公表日): 2002年01月22日
要約:
【要約】本発明は、トコトリエノール、少なくとも1種のトコフェロール、脂肪酸及び該脂肪酸をエステル化するためのエステル化化合物からなる第1のトコール含有混合物を加熱して、トコトリエノール、トコフェロール、エステル化脂肪酸及び非エステル化脂肪酸からなる第2のトコール混合物を生成せしめ;第2のトコール混合物をエステル化脂肪酸と共に蒸留することによって、第2のトコール混合物から非エステル化脂肪酸を除去して、トコトリエノール及びトコフェロールからなるエステル化脂肪酸が実質的に除去された第3のトコール混合物を生成せしめ;第3のトコール混合物からトコトリエノール及びトコフェロールを実質的に除去するのに充分な時間及び充分な温度で第3のトコール混合物を蒸留して、除去されたトコトリエノール、トコフェロール及び非トコール成分からなる第4のトコール混合物を生成せしめ;そして水と混和性の極性有機溶剤からなる抽出溶剤(但しトコフェロールに対する、該抽出溶剤のトコトリエノールの選択率は1より大きい)によって第4のトコール混合物からトコトリエノールを抽出して、該抽出溶剤の大部分を含む第1の相と第2の相からなる2相系を生成せしめ;そして、該第2の相から該第1の相を除去する(但し、該抽出溶剤は純アルコールではない)ことによって、第1のトコール混合物からトコトリエノールを分離する方法に関する。本発明はさらに、本発明の方法によって製造される組成物に関する。
請求項(抜粋):
少なくとも1種のトコトリエノール及び少なくとも1種のトコフェロール、第1の脂肪酸ならびにエステル化化合物を含む第1のトコール混合物からのトコトリエノールの分離方法であって、 (a)トコトリエノール、トコフェロール、第1の脂肪酸及びエステル化化合物を含む前記第1のトコール混合物を、第1の脂肪酸を該エステル化化合物で実質的にエステル化するのに充分な時間及び充分な温度で加熱して、トコトリエノール、トコフェロール、エステル化された第1の脂肪酸及びエステル化されていない第1の脂肪酸を含む第2のトコール混合物を生成せしめ; (b)第2のトコール混合物からエステル化されていない第1の脂肪酸を実質的に除去するのに充分な時間及び充分な温度で第2のトコール混合物を蒸留して、トコトリエノール、エステル化された第1の脂肪酸及びトコフェロールを含むがエステル化されていない第1の脂肪酸が実質的に除去された第3のトコール混合物を生成せしめ; (c)第3のトコール混合物からトコトリエノール及びトコフェロールを実質的に除去するのに充分な時間及び充分な温度で第3のトコール混合物を蒸留して、除去されたトコトリエノール、トコフェロール及び非トコール成分を含む第4のトコール混合物を生成せしめ;そして (d)水と混和性の極性有機溶剤を含む抽出溶剤(但し抽出溶剤は純アルコールではない)によって、第4のトコール混合物からトコトリエノールを抽出して、抽出溶剤の大部分を含む第1の相、第2の相を含む2相系を生成せしめ(但し、トコフェロールに対する、抽出溶剤のトコトリエノールの選択率は1より大きい)、そして第2の相から第1の相を除去することを含んでなり、工程(b)を工程(c)の前に行っても、工程(c)を工程(b)の前に行ってもよいが、工程(b)及び(c)は、工程(a)の後であって工程(d)の前に行う方法。
IPC (3件):
C07D311/72 103 ,  C07D311/72 101 ,  A61K 31/355
FI (3件):
C07D311/72 103 ,  C07D311/72 101 ,  A61K 31/355
Fターム (5件):
4C062FF16 ,  4C062FF25 ,  4C086AA04 ,  4C086BA09 ,  4C086ZC29
引用特許:
審査官引用 (10件)
  • 特開昭61-060619
  • 特開昭61-093178
  • 特開昭61-151186
全件表示
引用文献:
前のページに戻る