特許
J-GLOBAL ID:200903075306835020

速度測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 紋田 誠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-246965
公開番号(公開出願番号):特開平10-073657
出願日: 1996年08月30日
公開日(公表日): 1998年03月17日
要約:
【要約】【課題】 超音波に雑音が含まれているか否かを判断して,雑音が含まれていない場合のみ速度演算を行うようにする。【解決手段】 バンドパスフィルタ8からの各帯域信号Seが所定の条件を満たすか否かを検出器9判断して,所定の条件を満たす場合に優位レベルの検出信号Sfを出力する。そして優位レベルを持つ検出信号Sfが1つ又は2つであって,これらが隣接した帯域からの検出信号Sfの時には雑音は含まれないと判断し,その他の時には雑音が含まれると判断して,当該判断を雑音判断信号Sjとして演算器に出力する。そして,雑音判断信号Sjに基づき雑音が含まれない場合にのみ,演算器13での速度演算を行う。
請求項(抜粋):
所定周波数の基準信号に基づき超音波を射出する超音波射出手段と,超音波を受波して受信信号として出力する受波手段と,前記基準信号と受信信号とから移動物体の速度を演算する速度演算手段とを有した速度測定装置において,前記速度演算手段が,前記受信信号と前記基準信号との周波数の差を求めて,差分周波数信号として出力する差分周波数検出部と,前記差分周波数信号を,予め設定された2以上の周波数帯域に帯域分離して,帯域信号として出力する周波数帯域分離部と,前記帯域信号又は当該帯域信号の検波信号が閾値を越えた時間又は越えたと見なせる時間が,予め設定された第1判断時間継続した場合には,優位レベルの検出信号を出力すると共に,前記閾値を越えた時間又は越えたと見なせる時間が,前記第1判断時間より長い第2判断時間継続した場合には,有効信号を出力する帯域信号判断部と,前記帯域信号及び前記検出信号が入力して,当該検出信号に基づき複数の前記帯域信号から1つの前記帯域信号を選択する帯域信号選択部と,前記検出信号に基づき前記受波手段で受波した超音波に雑音が含まれているか否かを判断して雑音判断信号を出力する雑音有無判断部と,該帯域信号選択部で選択された帯域信号の周波数を計測し,当該計測結果に基づき移動物体の速度を演算する際に,前記雑音判断信号に基づき前記受波した超音波に雑音が含まれないと判断され,かつ,前記有効信号に基づき前記帯域信号が有効と判断した場合のみ速度演算処理を行う計測演算部とを有することを特徴とする速度測定装置。

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