特許
J-GLOBAL ID:200903075315429221

自動周波数制御方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石戸 久子 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-114908
公開番号(公開出願番号):特開2000-307669
出願日: 1999年04月22日
公開日(公表日): 2000年11月02日
要約:
【要約】【課題】 HF帯域等で航空機同士のすれ違い時等に起こりうる数10〜数100Hzの周波数誤差を補償できる自動周波数制御方式を提供する。【解決手段】 周波数誤差検出部20が第1,第2の周波数誤差推定ブロック80,90を有し、第1のブロックが受信信号中のユニークワードと、格納された複数のユニークワードとの相互複素相関の極大値を検出し、その際の周波数オフセットから受信信号の周波数誤差を推定する。この値が閾値よりも大の場合、周波数誤差として出力し、大でない場合、第2のブロック90の動作に移る。そこでは、受信信号のユニークワードと、受信側で正負に故意に周波数オフセットを与えたユニークワードとの複素相関演算を行い、周波数誤差を推定する。この誤差に対する等価処理とtan-1演算とから最終周波数誤差を推定する。これらの誤差によって、直交検波器の正弦波を制御し、周波数誤差を補正する。
請求項(抜粋):
送信側から一定長の伝送データ毎に、送受信ともに既知のパターンのユニークワードが付加されたフレーム構成を有する信号が変調された送信信号が伝送される伝送系の自動周波数制御方式において、受信側で前記伝送信号を受信し正弦波を用いて直交検波する直交検波手段と、受信側において故意に周波数オフセットを与えたユニークワードを数Hzステップで算出格納するユニークワード算出格納手段と、前記受信信号のユニークワードと前記算出格納されたユニークワードとの相互複素相関演算をそれぞれ行い、相関値の中の最大値を検出し、順次に記憶する最大値記憶手段と、前記最大値記憶手段に記憶された最大値配列の中の最も大きい値である極大値を検出する極大値検出手段と、前記極大値が得られた際の周波数オフセットから、受信信号がもつ周波数誤差を推定する第1の周波数誤差推定手段と、第1の周波数誤差推定手段によって推定された周波数誤差が、予め与えられている閾値よりも大きいか否かを判断し、大いと判断した場合には、前記周波数誤差を前記受信信号のフレームにおける周波数誤差として出力する推定手段切り替え手段と、推定手段切り替え手段が第1の周波数誤差推定手段によって推定された周波数誤差が、予め与えられている閾値よりも大きくないと判断した場合には、検波後の受信信号におけるユニークワードと、受信側で正負両方向に故意に周波数オフセットを与えたユニークワードとの複素相関演算を行うことによって周波数誤差を推定する第2の周波数誤差推定手段と、前記第1の周波数誤差推定手段、または、第2の周波数誤差推定手段によって推定された周波数誤差に基づき、受信系列から得られた周波数誤差とは逆方向の回転を与えることにより、受信系列に含まれる周波数誤差を低減する第1の周波数補正手段と、第1の周波数補正手段の出力に含まれる遅延歪みを等価する等価手段と、等価手段によって波形等価がされた受信信号のユニークワードと受信側で既知のユニークワードとのtan-1演算から最終周波数誤差を推定する第3の周波数誤差推定手段と、前記第1の周波数誤差推定手段、または、第2の周波数誤差推定手段によって推定された周波数誤差と第3の周波数誤差推定手段によって推定された最終周波数誤差とを加算し、加算結果に基づいて直交検波器において用いられる正弦波を制御し、次フレームの周波数誤差を補正する第2の周波数補正手段とを有することを特徴とする自動周波数制御方式。
IPC (3件):
H04L 27/22 ,  H03J 7/02 ,  H04B 1/26
FI (3件):
H04L 27/22 Z ,  H03J 7/02 ,  H04B 1/26 C
Fターム (22件):
5J103AA12 ,  5J103DA00 ,  5J103DA07 ,  5J103DA14 ,  5J103DA27 ,  5J103DA34 ,  5J103DA41 ,  5J103DA44 ,  5J103GA12 ,  5J103HC07 ,  5J103JA06 ,  5K004AA05 ,  5K004FG04 ,  5K004FH06 ,  5K020CC00 ,  5K020DD22 ,  5K020GG22 ,  5K020KK04 ,  5K020KK07 ,  5K020MM00 ,  5K020NN07 ,  5K020NN10

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