特許
J-GLOBAL ID:200903075318015789
複合金属被覆の被着方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
浅村 皓 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-514800
公開番号(公開出願番号):特表2000-508029
出願日: 1996年10月04日
公開日(公表日): 2000年06月27日
要約:
【要約】自己潤滑性酸化物相と、一以上の耐摩耗性相とを有する金属基被覆を被着する方法、少なくとも一つの軽金属製基体の表面31を、実質的に酸化物が存在しないように、また被覆が付着する状態に調整する段階と、供給金属Mの粉末粒子21を基体表面31にプラズマスプレーして、その金属M、および該金属の酸素量が少ないいずれかの酸化形態の金属酸化物MOXの複合被覆を形成するようになす段階とを含む。プラズマは、電気アーク/電磁場を通して一次プラズマガスを導入して、導入粉末の各粒子を包囲するプラズマ流16となるようにその一次ガスをイオン化させることによって形成され、粉末粒子は吸引ガスによってプラズマ流に導入されるとともに、そのプラズマの熱によって実質的に各粒子の表面部分だけが溶融すなわち可塑化され、一次プラズマガス14は酸化物に対して中性のガスで構成されるが、特にその粉末酸化物の形態が90%未満のMOXであるときは還元ガス成分を含み、また吸引ガス17は反応的に酸化物に中性のガスで構成されるが、粉末におけるMOXの形態の容積含有量が5%未満であるか、または粉末におけるMOXの形態の酸化物の容積を被覆中で実質的に5%を超えるまでに増大させることが望まれる場合には、酸化成分を含む金属基被覆とする。
請求項(抜粋):
自己潤滑性酸化物の相を含む金属基被覆を被着させる方法であって、 (a) 少なくとも一つの軽金属製基体の表面を、実質的に酸化物が存在しないように、また被覆が付着するように受止める状態に調整する段階、および (b) 供給金属(M)の粉末粒子を前記基体表面にプラズマスプレーして、その金属(M)、およびその金属の酸素含有量が少ないいずれかの酸化形態の金属酸化物(MOX)の複合被覆を形成するようになす段階を含み、 電気アーク/電磁場を通して一次プラズマガスを導入し、導入粉末の各粒子を包囲するプラズマ流となるようにその一次ガスをイオン化させることによってプラズマが形成され、 前記粉末粒子は吸引ガスによってプラズマ流に導入されるとともに、そのプラズマの熱によって実質的に各粒子の表面部分だけが溶融すなわち可塑化され、 (i) 前記一次プラズマガスは酸化物に対して反応的に中性のガスで構成されるが、特にその粉末の酸化物の形態が90%未満のMOXであるときは還元ガス成分を含み、 (ii)前記吸引ガスは酸化物に対して反応的に中性のガスで構成されるが、粉末におけるMOXの形態の容積含有量が5%未満であるか、または粉末におけるMOXの形態の酸化物の体積を被覆中で実質的に5%を超えるまでに増大させることが望まれる場合には、酸化成分を含む金属基被覆の被着方法。
IPC (2件):
FI (2件):
引用特許:
審査官引用 (2件)
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特開昭48-063112
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特開昭57-134549
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