特許
J-GLOBAL ID:200903075335944165

2段ファン付きエアクッション船

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 飯沼 義彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-091635
公開番号(公開出願番号):特開平8-258703
出願日: 1995年03月24日
公開日(公表日): 1996年10月08日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、エアクッション船に関し、特に船底部のエアクッション室への圧縮空気供給と航走のための推力発生とに兼用されるファンを前後2段にそなえて、低速航走時にも船体を十分に浮上させ、操縦性能の向上をはかった。【構成】 エアクッション船において、長径の第1ファン2と短径の第2ファン2aとを前後に同軸的にそなえ、第1ファン2のハブ側動翼部分と第2ファン2aの動翼全体とで加速された気流を、抽気室16を介しエアクッション室へ導く抽気ダクト14が設けられるので、低速航走時でも十分な操縦性能が得られる。また第1ファン2の先端側動翼部分で加速された気流は、推力発生用気流3として推進用ダクト3aを通じ後方へ導かれる。高速航走時に各ファン2,2aの回転数が増して抽気室16の内部圧が高まると、開閉弁10がバネ11に抗して開き、抽気流の一部を推力発生用気流12に切替えるので、船体の浮上レベルは適切に保たれる。
請求項(抜粋):
船底部に船体浮上用エアクッション室をそなえるとともに、同エアクッション室への圧縮空気供給と航走のための推力発生とに兼用されるファンをそなえたエアクッション船において、上記ファンが同軸的に前後に配設された長径の第1ファンと短径の第2ファンとで構成されて、上記第1ファンのハブ側動翼部分で加速されさらに上記第2ファンの動翼全体で加速された気流を同第2ファンの後方の抽気室を経由して上記エアクッション室へ導く抽気ダクトと、上記第1ファンの先端側動翼部分で加速された気流を推力発生用として後方へ導く推進用ダクトとが設けられ、上記抽気室に、抽気流の一部を後方へ流出させて推進用に切替えうる開閉弁が設けられたことを特徴とする、2段ファン付きエアクッション船。

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