特許
J-GLOBAL ID:200903075381334878
水素富化装置および燃料電池装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
五十嵐 孝雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-286320
公開番号(公開出願番号):特開2001-106503
出願日: 1999年10月07日
公開日(公表日): 2001年04月17日
要約:
【要約】【課題】 水素を含有するガス中の水素分圧をより高くする。【解決手段】 水素富化部10のアルカリ金属貯蔵部12には、ナトリウムを被膜18で被覆して成るアルカリ金属塊13が備えられている。アルカリ金属貯蔵部12に水タンク24から水を供給すると共に、アルカリ金属塊13を損傷させると、ナトリウムと水とが反応して水素と水酸化ナトリウムとが生じる。この水酸化ナトリウムが溶解した水溶液は、アルカリ水溶液貯蔵部14に送られ、ここでは、水酸化ナトリウム水溶液中に改質ガスを通過させることによって、改質ガス中の二酸化炭素量が低減される。二酸化炭素量を低減した改質ガスは、上記反応で生じた水素と混合されて、燃料ガスとして、燃料ガス供給路66を介して燃料電池に供給される。
請求項(抜粋):
水素と二酸化炭素とを含有する混合ガスの供給を受け、前記混合ガスよりも水素濃度の高い水素リッチガスを排出する水素富化装置であって、アルカリ金属あるいは該アルカリ金属の化合物から成り、前記水素富化装置における所定の運転条件下で、前記アルカリ金属あるいは前記アルカリ金属の化合物、および水と接触しても、充分に安定である材料から成る被膜によってさらにその表面を覆ったアルカリ金属塊を備える水素生成部と、前記水素生成部に水を供給する水供給手段と、前記水素生成部において、前記アルカリ金属塊を覆う前記被膜を損傷させ、該被膜の損傷の結果、前記アルカリ金属塊を構成する前記アルカリ金属あるいは前記アルカリ金属の化合物と、前記水供給手段により供給された水とを接触させて、前記アルカリ金属の水酸化物と水素とを生じる反応を起こさせ、該反応で生じた前記アルカリ金属の水酸化物が溶解した水溶液を生じる反応誘発手段と、前記混合ガスの供給を受け、前記アルカリ金属の水酸化物が溶解する水溶液中の前記アルカリ金属の水酸化物と、前記混合ガス中の二酸化炭素とを反応させることによって、前記混合ガスから二酸化炭素を除去し、前記混合ガスから、二酸化炭素量を低減した二酸化炭素低減ガスを生成する二酸化炭素除去手段と、前記二酸化炭素除去手段が生成した前記二酸化炭素低減ガスと、前記誘発手段における前記反応で生じた前記水素とを混合し、前記水素リッチガスとして排出する水素リッチガス排出手段とを備える水素富化装置。
IPC (4件):
C01B 3/06
, H01M 8/02
, H01M 8/04
, H01M 8/06
FI (5件):
C01B 3/06
, H01M 8/02 H
, H01M 8/04 N
, H01M 8/04 J
, H01M 8/06 R
Fターム (9件):
5H026AA03
, 5H026AA06
, 5H027AA03
, 5H027AA06
, 5H027BA01
, 5H027BA09
, 5H027BA16
, 5H027KK33
, 5H027MM01
引用特許:
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