特許
J-GLOBAL ID:200903075443017947

バルブゲート式金型装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 牛木 護
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-175216
公開番号(公開出願番号):特開平10-015995
出願日: 1996年07月04日
公開日(公表日): 1998年01月20日
要約:
【要約】【課題】 バルブケーシングの周りの断熱効果は保持しながら、バルブケーシングの芯ずれを確実に防止する。【解決手段】 バルブケーシング46の先端部外周面に接合したシールリング66が固定側型板36の組み込み孔43の内面に嵌合している。シールリング66は、バルブケーシング46の先端部を芯合わせするとともに、バルブケーシング46と組み込み孔43の内面との間の空間部を仕切っている。この空間部において、シールリング66よりもゲート41側は樹脂断熱層70となり、反対側は空気断熱層71となる。シールリング66は、全体としてほぼ円筒形状をなし、内周面の両端側にある環状凸部67がバルブケーシング46の外周面に接合している。これにより、樹脂圧によってシールリング66が変形することはない。両環状凸部67間は空気断熱層69をなしている。
請求項(抜粋):
互いに開閉し型閉時にキャビティを相互間に形成する複数の型体と、これら型体のうちキャビティへ開口するゲートを有する型体に設けられたバルブ装置とを備え、このバルブ装置は、前記型体の本体部に形成された組み込み孔内に組み込まれるとともに材料通路を内部に形成したバルブケーシングと、このバルブケーシングに設けられたヒーターと、前記バルブケーシングの内部に設けられ前記ゲートを開閉するバルブと、前記バルブケーシングのゲート側先端部の外周面に固定され前記組み込み孔の内面に嵌合するシールリングとを有し、前記バルブケーシングと型体の本体部との間で、前記シールリングよりもゲート側に成形材料が充填されてなる材料断熱層を形成するとともに、反対側に空気断熱層を形成したバルブゲート式金型装置において、前記シールリングは、前記バルブケーシングの外周面に接合された環状凸部を内周面の両端側に有するとともに、これら環状凸部間に前記バルブケーシングの外周面との間に空気断熱層を形成する凹部を有することを特徴とするバルブゲート式金型装置。

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