特許
J-GLOBAL ID:200903075457256472

軸封装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉本 丈夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-005936
公開番号(公開出願番号):特開平11-201292
出願日: 1998年01月14日
公開日(公表日): 1999年07月27日
要約:
【要約】【課題】 構成部材をシール条件に応じた材質のもので構成することにより、如何なるシール条件下においても良好なシール機能を発揮しうるようにする。【解決手段】 2組の非接触形メカニカルシール11 ,12 により、シール流体領域Sを介して、被密封流体領域Fと大気領域Aとをシールさせる。周方向における少なくとも一箇所を切離してなるシールリング6の内周面61及び側端面62を、保持リング7、ガータスプリング8及びスプリング91を介して、静止密封環側の第1被シール面11及び環状壁側の第2被シール面12に押圧接触させることにより、静止密封環51 ,52 とシールケーシング4の環状壁411 ,412 との間を二次シールする。
請求項(抜粋):
シールケーシングを洞貫する回転軸に固定された回転密封環、シールケーシングに回転密封環に対向した状態で軸線方向移動可能に保持された静止密封環、静止密封環とシールケーシングとの間を二次シールする二次シール機構及び静止密封環を回転密封環へと押圧附勢するスプリング部材を具備する2組のメカニカルシールであって、回転軸の軸線方向に並列配置された第1及び第2メカニカルシールにより、両メカニカルシール間に形成されたシールケーシング内のシール流体領域を介して、被密封流体領域と大気領域とをシールするように構成された軸封装置において、少なくとも被密封流体領域側の第1メカニカルシールにおける二次シール機構が、静止密封環の背面部に突設された円筒状部の外周面であって、静止密封環と同心状の円柱面をなす第1被シール面と、シールケーシングに形成されており、第1被シール面に直交する同心状の環状平面をなす第2被シール面と、前記円筒状部に嵌挿されており、内周面を第1被シール面にその全周に亘って接触しうる第1シール面に形成すると共に一側端面を第2被シール面に接触しうる平面状の第2シール面に形成した円環状体であって、その周方向における少なくとも一箇所を切離してなるシールリングと、シールリングをその第1及び第2シール面を除く全周面部分に接触した状態で外嵌状に抱持する円環状体であって、その周方向における少なくとも一箇所であってシールリングの切離箇所と周方向において齟齬する箇所を切離してなる保持リングと、保持リングをリング状に緊縛しており、保持リング及びこれに内嵌されたシールリングをそれらの切離箇所が衝合する状態に附勢保持する緊縛部材と、を具備して、前記スプリング部材を静止密封環の背面部と保持リングとの間に配置することにより、静止密封環を回転密封環へと押圧附勢させると共に保持リングを介して第2シール面を第2被シール面へと押圧附勢させるように構成されていることを特徴とする軸封装置。
FI (2件):
F16J 15/34 B ,  F16J 15/34 G
引用特許:
審査官引用 (1件)

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